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2002年6月27日
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鉄骨用鋼材、価格上昇気配強める
・ 王子製鉄、7―9月の平鋼生産を2.5万トンレベルに抑制
・ 輸入材岸壁在庫、十数年来の最低水準
・ 東京シヤリング、水素ガス溶断で新技術
・ 5月の普通鋼鋼材輸入、4ヵ月連続で前月割れ
・ 王子製鉄、7―9月の平鋼生産を2.5万トンレベルに抑制
・ 輸入材岸壁在庫、十数年来の最低水準
・ 東京シヤリング、水素ガス溶断で新技術
・ 5月の普通鋼鋼材輸入、4ヵ月連続で前月割れ
プロジェクト向け鉄骨用鋼材が価格上昇気配を強めている。3―4月にかけてメーカー各社は値上げを表明したが、H形鋼で下値が切り上がった以外は、需要家の抵抗を受けて難航していた。ここにきて、輸出の増加などから厚板のロールが極端にタイト化。造船や橋梁向けが優先され、鉄骨向けのロールの納期が遅れ始めている。さらに値上げの条件としていた新規物件の割合も増えていることから、需給が改善してきており、メーカー各社は再度値上げ浸透に臨む意向だ。
王子製鉄は、減産を強化し、夏場に向けて、値上げ環境を整える。5月連休明けから、製鋼を土日の休日操業に限定し、減産とコスト削減を推進。7―9月の平鋼生産量を、4―6月比1000トン減少の月間2万5000トンレベルに抑制する。需給調整をテコにし、7―8月にかけて、価格の改善を図る意向だ。
阪和興業は26日、5月末の輸入材岸壁在庫をまとめ、明らかにした。それによると、5月末の岸壁在庫はトータルで14万6000トンと前月比8000トン、5・1%減、前年同月比では16万9000トン、53・6%減。14万トン台の在庫はここ10数年ではない低水準。減少要因は新規入着が細っているうえ、在庫の引き取りが比較的、活発だったため。
東京シヤリング(山田晋司社長)は、国際通信ネットワークサービス(本社=東京都台東区、阿部拓磨社長)と共同で、水素ガス発生装置「PIEL」(ピエール)」の混合調整器システムを開発した。東京事業所市川工場(千葉県市川市)に導入し、フレームプレーナー(FP)による厚板溶断で、トーチ(火口)20本での安定操業に成功。水素ガス利用技術を発展させ、短納期、高品質の需要家ニーズへの対応をさらに強化する。
日本鉄鋼連盟がまとめた鉄鋼輸入実績によると、02年5月の普通鋼鋼材輸入は21万4856トンで、4カ月連続の前月比マイナスとなった。メーンの薄板、厚板をはじめほとんどの品種で輸入が減少。1―5月合計は約122万トン、前年同期比33%減と大きく下回っている。