2002年8月6日
高炉メーカーは造船メーカー向け厚板価格の値上げ交渉を進めていたが、このほど、東日本地区の大手造船メーカーと大筋で決着した。関係筋によると、値上げの内容は造船メーカーによって多少異なるが、基本的に値上げ幅は3000円程度、値上げ時期は今年4月にさかのぼっての適用となった。東日本地区造船メーカーとの交渉にメドがついたことで、今後、高炉各社は今治造船、常石造船、尾道造船など、西日本地区造船各社との交渉を開始する予定。
2002年度第5回関西地区小棒懇談会が5日、関西棒鋼会議室で開催されたが、懇談会後の記者会見で高島秀一郎代表幹事(共英製鋼社長)は、「原料スクラップ価格からみると、製品価格はまだ、改善されていない。ここにきて、スーパーゼネコンは製品価格の上伸に抵抗が強いが、商社はメーカーと一体となって、ゼネコンに対し国際価格までの値戻しを進めてもらいたい」と意見を述べた。
スチールプランテック(JSP)と三菱商事は5日、中国の宝山鋼鉄からスラブ連続鋳造機を受注したと発表した。高級厚板鋼板製造用のスラブを鋳造するための設備で、生産能力は年間230万トン。設備稼働は04年末の予定。JSPは宝山鋼鉄向けとして、日立造船時代から5基目の納入。今回の受注額は、総工事費50億円の一部と見られる。
中山鋼業(曽田展生社長)は4日まで定期の炉修を行っていたが、圧延スタンドのモーターギア部分に故障個所を発見、16ミリから25ミリサイズについて、5日からの操業再開をとりあえず延期した。再開までには1週間程度かかる見通しだが、16ミリについては市中に品薄感が強いことから、同社では緊急的に地区メーカーなどへ、一部肩代わりを依頼する方向で調整を行っている。
大和鋼管工業(本社=大阪市北区、中村松市社長)は9月1日出荷分から足場管の販売価格をホームセンター向けも含めトン当たり5000円値戻しすることになった。