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2002年9月12日
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新日鉄、H形鋼1000円値上げ
・ 住金・英コーラス、技術提携が具体化
・ 鞍山・TKS合併、JFEの冷延鋼板供給案浮上
・ 関西小棒、ロールは依然タイトな状況で推移
・ 神戸製鋼、ハイカーボン線材を5年ぶり値上げ
・ 住金・英コーラス、技術提携が具体化
・ 鞍山・TKS合併、JFEの冷延鋼板供給案浮上
・ 関西小棒、ロールは依然タイトな状況で推移
・ 神戸製鋼、ハイカーボン線材を5年ぶり値上げ
新日本製鉄は11日、H形鋼の9月契約10月ロールの店売り向け販売価格をトン1000円値上げすると発表した。今年に入って3月契約4月ロールで3000円、7月契約8月ロールで1000円上げており、今回の値上げで上げ幅は計5000円となる。在庫調整の進展を背景に、強含みで推移している市況を維持するため、今回の上げ幅は1000円の小幅とし、10月契約以降も値上げする意向を示した。生産水準は、下期も需要以下に抑制し価格優先姿勢を続けることで、収益改善を図る。
住友金属工業と英コーラスとの包括的技術提携が、自動車用ハイテン鋼板、油圧部品用の快削鋼分野などで、具体化してきた。両社は欧州域内の日系自動車メーカーの現地調達ニーズにこたえるため、コーラスの生産拠点での高級鋼材の供給態勢構築を急いでいる。鋼板分野においてはハイテン及び表面処理鋼板の開発及び品質改善・利用技術などで日系自動車対応に向けた提携効果が具体化。快削鋼については、新鋼種も視野に入れた共同開発に着手している。
中国第2位の高炉、鞍山鋼鉄集団と独ティッセンクルップ・シュタール(TKS)が合弁事業として大連に建設を進める自動車対応の溶融亜鉛めっき鋼板ライン(CGL)向けに、JFEスチールが原板用の冷延鋼板を供給する案が浮上している。関係筋によると、鞍鋼の冷延鋼板供給能力にサイズおよび品質面での制限があり、中国の高炉各社はフル生産で供給余力が乏しい。またTKSのドイツ拠点からの供給も輸送コストおよび納期の問題がある。こうした中、TKSと包括提携関係にある川崎製鉄、NKKからの原板調達が検討されているもので、具体化すると3社の包括提携にとって物流をともなう第1弾の案件となる。
関西地区の小棒メーカーは9月契約の小棒販売価格をベース、トン当たり3万2000円で据え置きとしたが、新規明細の入りが低調になっているにもかかわらず、ロールは依然タイトな状況で推移している。
神戸製鋼所は11日、ハイカーボン線材を9月ロール10月出荷分から、トン当たり5000円値上げすると発表した。販売数量、価格とも低迷し、採算割れの状況にあるため。97年10月以来、5年ぶりの値上げとなる。普通線材についても、昨年10月以降、01年上期比40%減産を継続し、3月引き受け分から5000円の値上げを実施している。秋からハイカーボン線材の価格を立て直し、事業基盤の再構築を図る考え。