2002年10月01日
2002年8月末の国内向け薄板3品(熱延、冷延、表面処理)在庫は、377万8000トンで前月比4・7%(17万1000トン)の増加となった。3カ月ぶりの前月比プラスだが、8月は夏期休暇を挟んで例年在庫が増える傾向にあり、季節変動の範囲内とみられている。
新日本製鉄、トヨタ自動車、三菱商事は29日、中国・北京市の住宅建材メーカーである北新建材(集団)有限公司(宋志平・董事長)と合弁で、中国においてスチールハウス事業を展開することを決め、同日、北京市において合弁契約を締結したと発表した。

 北新建材は、スチールハウス工法による住宅事業の本格展開にあたり、新日鉄とトヨタ自動車、三菱商事の3社に対して、北新建材の子会社で同事業を展開する北新房屋有限公司(日本名・北新ホーム有限公司)への出資を求め、3社がこれに応じたもの。出資比率は新日鉄10%、トヨタ自動車と三菱商事がともに7・5%ずつで、合計25%(資本金2億人民元=約30億円、北新グループ75%)。三菱商事が常勤役員を派遣し、新日鉄とトヨタ自動車から非常勤役員を出す予定。
住友商事は30日、中国の無錫およびベトナムのハノイにコイルセンターを新設すると発表した。2社はいずれも住商が自社開発・販売中の工業団地内に年内をメドに設立、2003年4―5月に稼働を開始する。新CCは中国5社目、ベトナム2社目で、これによりアジアにおける同社の薄板CCは全18社となり、年間加工能力は235万トンに達する。
日本鉄鋼連盟が30日に発表した、8月末の普通鋼鋼材の国内向け在庫(メーカー・問屋、速報ベース)は前月比4・2%増の522万1000トンと3カ月ぶりに増加した。輸出船待在庫は、同1・7%増の139万3000トンと2カ月ぶりのプラス。総在庫は同3・7%増の661万4000トン。
住友金属工業は9月30日、三菱重工業からインド・プルリア揚水発電所向けの水圧鉄管用厚板約9000トンを受注したと発表した。TMCP(熱加工制御)型高張力鋼が大量に使用され、中でもTMCP型の新規格「ASTM A841」が世界で初めて水圧鉄管用に採用されることとなった。