2002年11月29日
メタルワンは米国、欧州、アジア、中国を海外4大営業・事業拠点と位置付け、現地法人のメタルワンUSA、メタルワン・ヨーロッパ(英国)、メタルワン・アジア(シンガポール)、メタルワン・チャイナを設立する基本方針を固めた。メタルワンは2003年のスタート時に、日本からの輸出、域内取引、3国間取引を合わせ年間750万トン規模の鋼材を海外市場で扱うことになる。4大拠点を軸に全世界市場の開拓を進めることで、早期に1000万トン規模へ拡大する考えだ。

金属・廃棄物など総合リサイクル業の大手、青南商事(本社=青森県弘前市、安東国善社長)が青森市戸門に建設中だったサーマルリサイクル施設が最終工事を完了し、一連の廃棄物リサイクルシステムが完成した。あす30日には取引先など関係者約300人を招いて現地で新システムの施設見学会を行い、サーマルリサイクル施設などの完成、青南商事の設立30周年記念レセプションを「ホテル青森」で開催する。
大手ドラム缶メーカー3社の2003年3月期中間決算が出そろった。販売価格は前年同期比10%前後下押ししており、化学業界を中心に一定のボリュームは確保したものの、収益的には厳しい内容となった。

 日鉄ドラムは、グループの鋼製ドラム缶販売量は、とくに化学向け需要がおう盛で、242万5000本と同比約10・9%増加した。販価の低下によって、売上高は減少したものの、原材料である薄板の価格低下や生産合理化などコスト削減で営業利益、経常利益とも増加した。

 川鉄コンテイナーは、販売数量は、ドラム缶が国内および中国・上海でも前年同期を上回る勢いをみたが、ペール缶や18リットル缶、ガスシリンダーは前年を下回った。販価下落で単体、連結ともに減収。利益は連結が営業、経常ベースで黒字浮上し、単体でも増益となった。

 鋼管ドラムは、主力のドラム缶が、価格競争激化のあおりを受けて減収となったものの、原材料価格の低下で利益は確保した。ガス容器事業は増収増益となり、好調に推移している。

財務省統計による2002年10月の鉄鋼品種別輸入実績は、普通鋼鋼材合計で前月比12・7%増の26万3390トンで2カ月ぶりに増加した。熱延コイルが前月比を大きく上回り、全体を押し上げた。熱延以外はほぼ微増減の傾向。1―10月合計は前年同期比22・1%減の240万4670トンと2割減で推移。
関西地区の流通筋の間で、平鋼についてもメーカーが近く3回目の値上げを実施するのではないか、といった見方が広がっている。関連製品で値上げが相次ぐ中、メーカー、流通ともに採算的に最も厳しいといわれる品種だけに、メーカーの動向に注目している。