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2004年02月13日
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韓INI、中国でH形生産
・ H形流通在庫、1月末6%減少
・ 豪C&Aが2炭鉱統合=新日鉄・POSCOが支援
・ 九州鉄線工業、沖縄製線とも提携
・ 神戸製鋼、鋳物用銑鉄を再値上げ
・ 基幹労連春闘スタート=高炉5社が要求提出
・ H形流通在庫、1月末6%減少
・ 豪C&Aが2炭鉱統合=新日鉄・POSCOが支援
・ 九州鉄線工業、沖縄製線とも提携
・ 神戸製鋼、鋳物用銑鉄を再値上げ
・ 基幹労連春闘スタート=高炉5社が要求提出
世界第2位の電炉、INIスチール(旧・仁川製鉄)は中国・大連(遼寧省)でH形鋼の現地生産に乗り出す。100%出資の現地企業(資本金800億ウォン)を設立。1400億ウォンを投じ、年産能力100万トンのH形鋼圧延工場を建設する。本年3―4月着工、05年10月完工の予定。INIの形鋼年産は250万トン規模で、中国の新工場が完成すると年産能力は350万トンとなり、米ニューコアを抜いて世界最大の形鋼ミルとなる。
新日本製鉄が12日発表した1月末時点の「ときわ会」H形鋼全国流通在庫は、26万1500トンで前月比5・9%減(1万6300トン減)と、不需要期の1月としては異例の大幅な減少となった。2カ月連続の減少。低レベルの供給が継続したことに加え、出庫が前月比で増加したため。
現在は、出庫が多少落ち着いてきたものの、実需は堅調で、供給レベルに変化はないことから、今後も在庫は減少すると同社は予測。世界的な鉄源需給ひっ迫もあり、「国内建設マーケットがバランスのとれた形で健全に回復し、市況も堅実な形で伸びていく」(建材営業部)とみている。
現在は、出庫が多少落ち着いてきたものの、実需は堅調で、供給レベルに変化はないことから、今後も在庫は減少すると同社は予測。世界的な鉄源需給ひっ迫もあり、「国内建設マーケットがバランスのとれた形で健全に回復し、市況も堅実な形で伸びていく」(建材営業部)とみている。
新日本製鉄は12日、POSCOとの戦略提携の一環として、原料炭を調達している豪州の出資先炭鉱の操業統合を協力して支援すると発表した。資源大手の英リオ・ティント子会社、豪コール・アンド・アライド(C&A)が操業の効率化をめざして2炭鉱の操業を統合した。埋蔵量が合わせて5億トン超の両炭鉱が統合することで、コスト競争力の強化や将来の増産につながるとして新日鉄、POSCOは支援を決め、原料炭の安定調達で協力する。
「鉄筋用船形結束線」の実用新案、特許権を所有する九州鉄線工業(本社=福岡県直方市、村上正社長)および販売会社の九鉄商事(本社=同、村上貢社長)はこのほど、沖縄の線材二次加工メーカー沖縄製線(本社=沖縄県浦添市、宮城吉憲社長)との間で鉄筋用結束線の製造・販売に関する業務提携を結んだ。
すでに、同社は昨年、東北最大手の佐藤製線所(本社=宮城県亘理郡亘理町、佐藤修社長)と同様の業務提携を行っており、地域戦略を明確化する事で「鉄筋用船形結束線」の拡販に向けた動きにつなげていく方針である。
すでに、同社は昨年、東北最大手の佐藤製線所(本社=宮城県亘理郡亘理町、佐藤修社長)と同様の業務提携を行っており、地域戦略を明確化する事で「鉄筋用船形結束線」の拡販に向けた動きにつなげていく方針である。
神戸製鋼所は12日、4月出荷分から鋳物用銑鉄価格を再値上げすると発表した。上げ幅はトン当たり1万円で、対象はひも付きおよび店売りの鋳物メーカー向け全品種。国内銑の割安感解消やコストアップによる採算性悪化の改善を図る。
新日本製鉄、JFEスチール、住友金属工業、神戸製鋼所、日新製鋼の高炉5社の労働組合は12日、春闘要求を提出した。回答指定日は3月17日。
複数年交渉の第4ラウンド(04、05年度)にあたる今春闘では各労組ともにベースアップ要求を見送り、定期昇給(3700円)とともに「基本賃金を中期的に製造業平均に回復させるための道筋の明示」を求めた。あわせて「今後の労働条件の決定のあり方」の労使共通認識の認知などを要求した。
複数年交渉の第4ラウンド(04、05年度)にあたる今春闘では各労組ともにベースアップ要求を見送り、定期昇給(3700円)とともに「基本賃金を中期的に製造業平均に回復させるための道筋の明示」を求めた。あわせて「今後の労働条件の決定のあり方」の労使共通認識の認知などを要求した。