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2004年03月02日
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伊藤忠・三井物産、西豪州で鉄鉱石合弁を設立
・ 薄板3品種、1月末在庫8.7万トン増
・ 日本・メキシコ、FTA交渉ヤマ場
・ JFEスチール、部分還元焼結プロセスの実用研究を本格化
・ 鉄産懇・宮本会長 「国内需要は安定推移」
・ 関東・鉄スクラップ、19年ぶり2.7万円台乗せ
・ 薄板3品種、1月末在庫8.7万トン増
・ 日本・メキシコ、FTA交渉ヤマ場
・ JFEスチール、部分還元焼結プロセスの実用研究を本格化
・ 鉄産懇・宮本会長 「国内需要は安定推移」
・ 関東・鉄スクラップ、19年ぶり2.7万円台乗せ
伊藤忠商事と三井物産は1日、資源大手の豪BHPビリトン、中国の武漢鋼鉄、馬鞍山鋼鉄、江蘇沙鋼集団、唐山鋼鉄と、西豪州の鉄鉱石合弁を設立すると発表した。同時にBHPビリトン主体のマウント・ニューマン合弁事業は中国の4社に年間約1200万トンの鉄鉱石を25年間供給する長期契約を結ぶ。総額90億米ドルとBHPビリトンとしては過去最大の鉄鉱石販売契約。原料ソースを安定確保したい需要家と販売先を囲い込みたい資源会社の思惑が一致した。
1月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合)は、前月末に比べて8万7000トン(2・2%)増加、401万5000トンとなった。メーカーは「例年1月は季節的に増加する」(新日本製鉄)と冷静に受け止めており、在庫圧縮の流れは変わらないとの見方。メーカーと問屋の在庫が前月比約9万トン増えたのに対して、コイルセンター在庫は3品種ともわずかに減少した。
日本、メキシコの自由貿易協定(FTA)締結に向け、2月下旬から東京で実務レベル協議を進めてきた両政府は今週、次官級協議を開き、鉄鋼、自動車、豚肉など、実務レベルで詰められない重要品目について調整を図る見通しだ。両国はこの場で、3月中の閣僚協議での妥結へ道筋を付けたい考えで、交渉は大きなヤマ場を迎える。
JFEスチールは、西日本製鉄所福山地区で進めるCO2排出抑制型新焼結(部分還元焼結)プロセスの実用化研究を本格化する。このプロセスは、焼結工程において鉄鉱石を部分還元することで高炉工程において必要になる還元材を削減し、製銑工程全体でのCO2排出量削減をめざすもの。JFEでは、焼結工程で70%還元した場合、製銑工程トータルでのCO2排出量を13%削減でき、合わせて焼結鉱の歩留まり向上、高炉における高速還元溶解などの合理化効果も期待できると見込んでいる。
鉄鋼産業懇談会の宮本盛規会長(新日本製鉄副社長)は1日の懇談会後の定例会見で、1月末の国内薄板3品在庫が前月比9万トン程度増えたことについて「過去10年間の平均値では1月は対前月比14万トンくらい増えている。9万トン増は季節的変動の範囲内で何ら心配していない」としたうえで、国内需給は「一部例外的に、厚板はミル能力を上回る需要が発生し、納期調整が必要となるかもしれないが、総じて安定的に推移している」との認識を示した。
関東地区の鉄スクラップ価格は、85年2月以来19年ぶりにトン当たり2万7000円台に乗せた。東京製鉄が25日から2000円値上げ(宇都宮工場で特級2万8500円)したことで、地場電炉も1000―2000円ほど購入価格を上乗せした。