2004年04月01日
東京製綱(本社=東京都中央区、田中重人社長)は31日、中国の大手繊維タイヤコードメーカーの駿馬化繊股有限公司(江蘇省張家港市)と、タイヤ用スチールコードの製造・販売会社を中国に共同設立することで基本合意したと発表した。中国で急拡大するタイヤ生産に対応、日系および外資・現地タイヤメーカーに販売する。目標売上高は年間70億円。同製品では中国大手に位置する。本年12月の稼働予定で、日本メーカーでは初の現地生産拠点となる。

JFEスチールは、原料価格の急騰にともなう採算悪化を回避するため、2004年7―9月出荷分を対象として、店売り、ひも付き向けともにガス管類、溶接鋼管の値上げに踏み切る。

 ガス管類は、4月に改定した流通価格表において3ポイント、品種別で異なるが、実質トン当たり5000円―1万円強の上げ幅となる。電縫鋼管(一般構造用、圧力配管、一般配管)およびUOE鋼管は、トン当たり5000円値上げする。

2月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・コイルセンター合計)は、前月比10万トン(2・5%)減の391万5000トンとなった。需要が堅調であることや先高の市場動向を考えると、ほぼ適正範囲内とみられる。年度末にかけても在庫減少の基調は変わらず、3月末は380万トン前後が予想される。

韓国の鉄スクラップ市況が急落している。先週からの1週間で電炉メーカーの購入価格が6万ウォン低下している。トン当たりの価格は30万ウォン(重量A規格)を割り込んできた。海外市況が300ドル台を割り込みさらに軟化傾向にある上に、韓国内電炉の工場在庫が過剰になっているため。こうした流れの中で韓宝鉄鋼が3日から3万ウォンの再引き下げを検討。INIスチールも、来週から同程度の再々引き下げの見通し。

経済産業省がまとめ2004年度第1四半期(04年4―6月)特殊鋼需要見通しによると、特殊鋼需要量(熱間圧延ベース、月平均)は国内、輸出合わせて157万7900トン(前期比2%減、前年同期比1・5%増)と策定された。

 国内需要は主力の自動車がKDセットは横ばいとなるものの、完成車が減少、産業機械も決算期の翌期のため微減となる。輸出は高抗張力鋼がCIS向けなどで減少することから前期比減となる。加えて原料スクラップの価格上昇と入手難を受けて、生産余力がなく、ハイレベルを続ける中で生産を抑制する動きも顕在化してきている。