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2004年04月16日
過去最高水準の特殊鋼需要が続く中、特殊鋼メーカー各社では4―6月も大幅な受注カットが避けられない見通しだ。各社では2、3月に鉄スクラップをはじめとする原料の高騰および入手難により減産に追い込まれ、受注カットを余儀なくされたが、4―6月も原料入手難はほぼ解消されたものの、自動車を中心とするおう盛な需要に応じ切れない状況となっている。
中国の鉄スクラップ価格が今週に入り一段と下落した。鉄鋼メーカー各社は在庫が潤沢なことや地場の滞留玉が増加したため、鉄スクラップ購入価格をトン当たり100元(1400円)引き下げた。5月末までの在庫手当てはほぼ終了したとされ、「買い意欲が復調するのは6月以降になる」(商社筋)との悲観的な見方もある。日本玉を売りつなぐことができない状態が続いており、日本鉄スクラップ市場も下げ基調を鮮明にしている。
新日本製鉄の子会社で大手表面改質メーカーの日鉄ハード(本社=東京都江東区、原野隆典社長)は15日、台湾の中国鋼鉄(CSC)に対して、ロールの表面改質を行う溶射技術を供与する協定を締結したと発表した。
CSCは自動車向けなど高級鋼板の生産にシフトしており、鋼板の表面品質を高める同技術の導入が必要と判断した。日鉄ハードでは海外メーカーのニーズにこたえるとともに日系企業の海外進出にも対応していく方針。
CSCは自動車向けなど高級鋼板の生産にシフトしており、鋼板の表面品質を高める同技術の導入が必要と判断した。日鉄ハードでは海外メーカーのニーズにこたえるとともに日系企業の海外進出にも対応していく方針。
関東、関西で縞鋼板の市中価格が続伸している。高炉品、電炉品ともにメーカーの値上げを転嫁する動きが加速し、定尺市況は7万円台に入った。4月以降も供給抑制の影響は顕著で、扱い筋は販売量に見合う形で価格転嫁を継続する考えだ。
関西地区では、定尺品の市中価格(4・5ミリ、3×6)が、10数年ぶりにトン当たり7万円台に乗った。2月以降の流通の値上げが急速に浸透した。
関西地区では、定尺品の市中価格(4・5ミリ、3×6)が、10数年ぶりにトン当たり7万円台に乗った。2月以降の流通の値上げが急速に浸透した。
堺鋼板工業(本社=大阪府堺市石津西町、小田益彦社長)は今月下旬から、No.1大型レベラーの大幅改善に着手する。設備の老朽化に対応するとともに、チタンなどの高級品種の加工で平坦度の向上を図るのが狙い。改善はアンコイラーからレベラーまでのライン前半部分をほぼ全面的にリプレースする。コイルテンションリールを取り付けることで、コイル・ツー・シートだけでなく、コイル・ツー・コイルも処理できる態勢とする。作業は6月上旬に完了を予定している。