2004年05月12日
磁気を応用した各種素材選別機械メーカーのヂーマグ(本社=千県東葛飾郡沼南町、高橋謙三社長)は、新日本製鉄に自動車シュレッダーダスト(ASR)の剥離選別システムをライセンス供与した。この技術は、ASRに含まれる銅を自社開発した剥離法(特許申請中)で選別し、処理前の4―5%から0・3%以下に含有率を抑える。

 従来、鉄鋼メーカー各社はASRの転炉や電気炉への直接投入を試みてきたが、銅分が溶融許容範囲の0・5%以下をクリアできず、投入を断念したり処理量を大幅に削減する必要があり、実現していない。

溶協メーカーによる自動車向け機械構造用炭素鋼鋼管(STKM)の値上げ交渉が大きく進展し、部品加工メーカーとの間で10―15%(実質トン1万円以上)の上げ幅で合意、決着している。一方、自動車メーカー本体の集中購買分に関しては一部で有額回答を得ているものの、採算を回復するレベルになく、交渉を継続中で、早期決着に向けて取り組んでいく。

住友金属工業は11日、規格型システム建築「ティオ」に関して、このほどシステム拡充と規格拡大を完了したと発表した。新たに床システムと電気設備システムを加えたほか、積雪50センチ以下の条件下で35メートルとなっていた最大スパンを50メートルに拡大し、大型店舗や倉庫への対応力を高めている。

 「ティオ」は今回のシステム拡充によって、建物全体がほぼシステム化され、施工管理要員が不足しているゼネコンのニーズに応えることが可能になった。また、最大スパンを拡大したことで、中柱のない大型店舗や倉庫への対応力を高めている。

住友商事およびスチールプランテックはこのほど、豪州の製鉄メーカー、ブルースコープ・スチール(BSL社、旧BHPスチール)の中国100%子会社、ブルースコープ・スチール蘇州から鋼板表面処理設備一式を受注した。受注したのは、連続溶融亜鉛メッキライン(年産25万トン)、カラーコーティングライン(同15万トン)、スリッティング・リコイリングラインの合計3ラインからなる最新鋭設備一式で、06年3月の完工を予定する。

合金鉄大手の中央電気工業は鹿島工場の灰溶融固化処理能力を年間6万トン強に50%増強する。3億円をかけて能力2万トン強の専用2号炉を整備し、9月に稼働する。2004年度の処理量は前年度の3万トン強から4万トンに増える見込み。06年度には6万トンのフル操業に引き上げたい考えだ。