2004年06月21日
 韓国のPOSCOは2005年春をメドに自動車用ハイドロフォーミング部品の商業生産を本格化する。光陽製鉄所においてパイロットプラントを操業中であるが、自動車および部品メーカーからの受注を見込み、先週末、商業プラントの建設工事を開始した。商業プラントの年産能力は100万個。投資金額は450億ウォン(約45億円)で、2005年3月の完工を予定する。

 ハイドロフォーミングは水圧によって複雑形状の鋼管2次加工部品を生産する技術で、部品の生産コストを15―20%低減するとともに30%の軽量化が可能とされる。POSCOはハイドロフォーミング部品同様、自動車の軽量化・コスト削減パーツとして需要が拡大するTWB(テーラードブランク)についても能力拡張を進めており、同社の高付加価値化戦略が鮮明になってきた。
 日本鉄鋼連盟が18日発表した5月の全国粗鋼生産量は前年同月比0・5%減の960万3000トンとなった。若干ながら2カ月ぶりに前年実績を下回ったが、高炉改修などによるもの。需要は内外ともに堅調で、高水準の生産が続いている。鋼種別では普通鋼が同2・5%減の761万4000トン、特殊鋼が同8%増の198万9000トン。特殊鋼は月間ベースで歴代2位の高水準。
 高炉5社の5月の粗鋼生産実績がまとまった。高炉改修など特殊要因を除き、アジアの需要拡大、内需堅調を映して各社高水準の生産が続いている。5社合計で前年同月比1・6%減の686万1000トン。前年実績を若干下回ったのは、新日本製鉄・大分製鉄所の第2高炉改修に伴う生産減が要因。全国粗鋼に占める5社の比率は前年同月比0・9ポイント減の71・4%。5社の本年1―5月の粗鋼生産累計は前年同期比2・2%増の3377万1000トンとハイレベルで推移している。
 台湾現地紙の工商時報は18日、鉄鋼最大手の中国鋼鉄が住友金属工業と中国で自動車用鋼板工場を合弁で建設することを協議している模様と報じた。生産規模は少なくとも年30万トンとなる見通し、総投資額は50億元以上という。すでに住金と合同調査チームを結成、年末には投資計画がまとまる見通しとしている。
 岡谷建材(本社=千葉県市川市、關口洋三社長)は、2004年度(2月期)スタートの新中期3カ年計画を策定、始動した。新中計では黒字安定化を実現しながら、最終の06年度において売上高70億円、経常利益7500万円を確保し、土木建材商社を確立する。