|
2004年11月25日(木)
・
ステン専業5社の中間決算、全社が経常益飛躍
・ 東京地区の鋼管市況、11月唱え上げ実勢化
・ 宝山鋼鉄、鋼板は全面値上げ
・ 小棒懇・栗川会長、「需要見合いの生産が大切」
・ 中央鋼材、プラズマ切断機が本稼働
・ 東京地区の鋼管市況、11月唱え上げ実勢化
・ 宝山鋼鉄、鋼板は全面値上げ
・ 小棒懇・栗川会長、「需要見合いの生産が大切」
・ 中央鋼材、プラズマ切断機が本稼働
ステンレス専業メーカー5社の2004年9月中間期決算が24日までに出そろった。ニッケルなどの原料価格が高止まりしたが、原料に連動した販価設定制度が浸透し、各社ともコスト増を販価改定でヘッジ、またはそれ以上の改定効果を発揮した。
コスト削減や高付加価値製品の販売増は直接収益に寄与し、全社の収益が飛躍した。ただ、大幅増益には前期末の相対的に安価な在庫の影響も含まれる。下期はこのメリットが見込めないうえ、板厚エキストラ改定による薄物価格の下落も控えており、各社の収益は上期並みもしくは減益と予想される。
コスト削減や高付加価値製品の販売増は直接収益に寄与し、全社の収益が飛躍した。ただ、大幅増益には前期末の相対的に安価な在庫の影響も含まれる。下期はこのメリットが見込めないうえ、板厚エキストラ改定による薄物価格の下落も控えており、各社の収益は上期並みもしくは減益と予想される。
東京地区の鋼管流通大手が実施した高炉黒ガス管、一般構造用鋼管(溶協品、STK)の11月唱え上げがここにきて実勢化し、ともに史上最高値を更新した。現行市況は、高炉黒ガス管(ねじ無し、50A)が同10万2000円前後、STK溶協品はベース(STK400、48・6×2・3ミリ)で同9万3000円前後となっており、市中の著しい品不足を背景に、先高観が強い。
日本の商社情報によると、中国の宝山鋼鉄は23日、熱延コイルを10―12月比で1トン300元値上げするなど1―3月の鋼板の建値を全面的に値上げした。酸洗コイル、溶融亜鉛めっきを300元、冷延コイル、ブリキを450元、電気亜鉛めっきを150元、電磁鋼板を600元値上げした。10―12月に酸洗、冷延などを値上げしていたが、熱延コイルを含めた全面値上げは4―6月以来。熱延コイル価格は米ドル換算で538ドル水準になると見られる。
全国小棒懇談会(会長=栗川勝俊・新日本製鉄取締役建材事業部長)は24日、幹事会後に定例会見を開き、栗川会長が「今まではスクラップの高騰を武器に製品価格を上げてきたが、足元の価格水準はスクラップの高騰分を織り込み済みで、これからは需要見合いの生産が大切になってくる」と強調した。
中央鋼材(本社=大阪市西区立売堀、松本強社長)は9月から、南港工場(大阪市住之江区南港東)にプラズマ切断機1機の導入を進めていたが、10月末に導入作業を完了し、11月から本格稼働させた。今回のプラズマ切断機の導入は大板を中心にした切板の生産性を向上させるのが狙い。将来的にはレーザー切断機の新設も検討している。