2005年01月17日(月)
 ガス管最大手であるJFEスチールは、電縫鍛接管およびUOE鋼管全品種に関して、4月出荷分から店売り向け第6次値上げを実施すると、14日発表した。同時にガス管類のエキストラも改定する。

 2005年度は鉄鋼原料価格の高騰が予想され、世界的に鉄が不足する中、鉄源を確保するには販売価格を引き上げる必要があると判断、4月出荷で価格改定に踏み切る。過去に例のない大幅値上げとなり、高炉ガス管市況は最高値を更新することになる。
 住友商事は、インドネシアの100%出資コイルセンターに、自動車用コイルブランキングラインと厚物用スリッターラインを増設すると発表した。新設備の総投資額は約850万ドル。自動車用大型コイルブランキングは、同国初導入となる。

 増設するのは、住商が100%出資するコイルセンター「P.T.Mitra Dayacipta Metalindo」(杉田和男社長)。
 関西地区のカラー鋼板市況がこの春にもさらに大幅値上げへと向かう公算が大きくなっている。背景には原料高に伴う素材コイル需給のひっ迫が強まっていることがあり、市中の関係筋では春先早々にも「トン当たり2万円前後の値上げが実施される」との見方が広まっている。

 ただ、最終ユーザーである板金業者段階では、いまだに前回値上げ分が価格へ転嫁しきれていない状況で、さらなる値上げに対して市中では事業存続に危機感を抱く声も出てきている。
 ダイコースチール(本社=大阪市住之江区、大北保社長)は昨年11月に、本社工場に最新鋭のレーザー切断機1基「LCE―3250型」(新日本工機製)と専用のCAD&CAM設備を導入、今月から本格稼働させた。

 今回のレーザー切断機の新設は土木、産業機械向けの精度の高い切板のニーズに対応するとともに、全体の鋼板加工の機能の向上が狙い。今後、レーザーでの加工は月間250トン程度をめざす。
 ナベショー(本社=大阪市中央区、渡邊泰博社長)の前営業年度(04年1―12月)の扱い数量は月間平均で19万トンを達成、過去最高の数字を記録した。

 同社は鉄スクラップを中心とする大手製鋼原料商社。前営業年度の売上高も565億円程度となる見通しで、前期の320億円を大幅に上回る。平均単価の上昇に加え、数量面の増加も寄与、ユーザー拡大策が功を奏した。