2005年01月18日(火)
 現代自動車グループで、韓国電炉最大手のINIスチールは買収した唐津工場A地区の熱延ミルを3月に試験操業する計画を明らかにした。B地区の熱延ミルは外部調達スラブを使って2006年7月に稼働させる方針で、JFEスチールを含めた複数の鉄鋼メーカーにスラブ供給を要請している。B地区の熱延が順調に稼働した段階で高炉新設を含めた上工程対策を検討する考え。規模拡大を通じて05年の売上高は5兆7000億ウォンと前年比12%伸びる見通しだ。
 神戸製鋼所の米国子会社、ミドレックス・テクノロジーズはこのほど、マレーシアのライオン・ダイヴァーシファイド・ホールディングスから年産能力154万トンの直接還元鉄(DRI)プラントを約84億円で受注した。ミドレックス社はあわせて技術指導および技術提携についても約6億6000万円で契約した。

 還元鉄は、天然ガスや石炭によって鉄鉱石を還元した鉄鋼原料で、銑鉄や高級スクラップの代替品として需要を拡大。原料炭など製鉄原料の需給がひっ迫し、またスクラップ市況が高位安定する中、世界の鉄鋼企業の関心を集めている。
 鉄鋼最大手の蘭ミッタル・スチールは14日、中国の湖南華菱管線股分有限公司の発行済み株式37・17%を1株当たり3・96元で買収することで合意したと発表した。6億5625万株の買収総額は約3億1400万米ドルに達する見通し。ミッタル・スチールは買収を通じて中国に初の生産拠点を設け、成長する中国市場に足場を固めたい考えだ。
 江口金属(本社=佐賀県杵島郡白石町、江口弘幸社長)は、本社ヤード内に自動車リサイクルセンターを建設し、本格的にオートリサイクル事業に参入した。当面月間2000台強の廃車処理を行う計画で、操業度を上げながら処理台数を引き上げる。これに対応し、3月に地下方式の1600トンギロチン(富士車両製)を導入し、鉄スクラップ処理態勢の強化に当たる。来年以降シュレッダーやダスト処理機の導入も検討しており、廃車の最終リサイクルをめざす。
 普通鋼電炉工業会(会長=猪熊研二・合同製鉄社長)は14日に開いた理事会で、本年1月1日に施行された自動車リサイクル法において、自動車プレスの電炉投入時の銅含有率を0・3%以下に設定するよう会員間で確認した。コストの増加や将来的に良質な鉄源が確保できない問題があるため、会員会社にコンソーシアム(電炉メーカー、商社、自動車解体業者で構成)の結成に当たり銅含有率のミニマム化を要請した。