2005年02月09日(水)
 JFEスチールは、3―4月出荷分(2月契約)から産業機械、建設機械など一般向け厚板を5000円値上げする方針を固め、扱い業者などに打診している。また、同時期に規格とサイズのエキストラ体系も修正する。

 具体的には規格についてはこれまで、SM材が無規格材比6000円アップ、SN材が同8000前後円アップだったが、これをSM材で同1万2000円アップ、SN材で同1万8000円アップとする。

 厚みについてもベースサイズ以上のサイズについては5ミリ厚くなるごとに1000円アップの体系とする。今回の値上げとエキストラの修正は原材料の上昇を転嫁し、価格是正を図るのが狙い。
 新日本製鉄が8日発表した1月末時点の「ときわ会」H形鋼全国流通在庫は30万1300トンで、前月比1・7%増と2カ月連続で増加した。入庫は過去最低レベルまで減ったものの、出庫の減少幅が大きかったため。3カ月ぶりの30万トン台となり、出庫に対する在庫を示す在庫率は2・13カ月に上昇した。

 このため新日鉄は減産を強化して、需要回復期である4―6月の生産を1―3月の水準以下に抑えることを検討。2月契約分の店売り向けの販売価格は据え置くが、減産によりマーケットの環境を整えて、原材料価格が上がる4月以降に「できるだけ早いタイミングで値上げしたい」(建材営業部)考えを示した。
 中部鋼鈑は公募および第三者割り当てによる増資を行う。これで得られる手取り概算額約30億円のうち、約20億円を設備投資に充当し、約10億円は借入金の返済に充てる。これにより、設備更新による利益体質の強化と、借り入れ負担の軽減などを図る。
 鉄スクラップ取り扱い大手の伊藤商店(本社=京都市、伊藤正夫社長)は、本年6月をメドに新工場を立ち上げる。建設地は本社工場からほど近い向日市。同社3番目の鉄スクラップ工場となり、加工設備は切断機(1600トン、富士車輌製)の導入が決まっている。営業開始後の扱い量は鉄スクラップで月間4000トンをめざす。
 JFEスチールは、2月申し込み分の大径角形鋼管(コラム)の販売価格をトン5000円値上げする。母材ホットコイルの価格が上昇しているため。値上げは本年度4度目で、今回も含めた上げ幅は計2万円になる。