2005年04月25日(月)
 英資源大手のリオ・ティントは三菱商事などと合弁で西豪州に新設した銑鉄工場、ハイスメルトの商業生産を数週間以内に開始する。既に試験操業しており、3―6カ月の立ち上げ期間を経て初出荷する見込み。遅くとも2年以内に年産80万トンのフル操業に引き上げる。

 製品の銑鉄を合弁相手の米鉄鋼大手ニューコア、中国の首都鋼鉄に供給するほか、第3者に外販する。一方で焼結炉、コークス炉が不要で初期投資が低く、一般炭など安価原料を使える新製鉄工程として中国などの鉄鋼メーカーに売り込む考えだ。
 2004年度の国内厚板生産は、造船をはじめとしたおう盛な需要を受けて03年度に続き増加、1100万トン台に乗せた。厚板ミルの現有能力は年間1100―1200万トンとみられ、生産態勢の最適化などで能力いっぱいのフル生産を進めた。
 住友金属小倉は、圧延・精整ラインの増強や品種構成の見直しを進め、今秋から自動車向け特殊鋼棒線の生産を現行比8000トン増の月間約8万5000トンに増やす。国内外の自動車市場の拡大に伴い、自動車対応を加速する。自動車向け比率は現在70%強。増産分はすべて自動車向けであり、同比率を80%近くに高める。

 海外は日系自動車の生産が特に伸びているASEAN向けでトップシェア(60%)を持っており、同地域への輸出対応を強化する方針。
 メタルワンは特殊鋼流通子会社のアサヒスティール(本社=大阪市、石村博社長)、エムシー・メタルワークス(東京都千代田区、田村尚志社長)、菱洋スチールセンター(本社=福島県二本松市、田村尚志社長)を統合し、7月1日付で「メタルワン特殊鋼」を発足する。業界最大規模の特殊鋼棒鋼、専門流通となる。メタルワンは特殊鋼事業の川下を一元化し、さらに新たな機能を付加して、在庫、加工、物流面でのバリューチェーンの発揮をめざす。
 カットワイヤ・ファイバー製造の東洋精鋼(本社=愛知県海部郡十四山村馬ヶ地三丁目195―1、渡邊吉弘社長)は、第2次COO計画(チャレンジ・アワ・オリジナリティ/3カ年)を策定し、4月にスタートさせた。目標とする「ショットピーニングのエクセレントカンパニー」に向けて、特に主力製品の自動車、および航空機向けのラウンドカットワイヤを伸ばす計画で、年間製造販売量1万トンをめざす。