2005年05月27日(金)
 タイ最大の鉄鋼メーカー、サハビリアスチールグループのウィット・ヴィリヤプラパイキットCEOは産業新聞社のインタビューに応じ、計画している高炉建設の進ちょくについて、「鉄鉱石は豪州のBHPビリトンとリオティント、原料炭はBHPビリトンとカナダのサプライヤーとの間でMOU(同意覚書)にサインした」と原料確保にメドをつけたことを明らかにした。

 年産3000万トンの高炉建設を計画し、第1期プランで500万トン高炉を建設する。政府から環境衛生および電気など各種インフラのライセンスを取得後に着工し、第1期は18カ月で完工する予定。タイ国初の高炉建設が実現に近づいている。
 新日本製鉄は26日、韓国のPOSCOからコークス乾式消火設備(CDQ)を双日と共同で2基同時に受注したと発表した。浦項製鉄所の第1コークス炉と新設する第5コークス炉に設置する。新日鉄のCDQ受注は累計で新設44、改造6の計50基に達した。

 コークス冷却性能に加えて、高い熱回収効率などを訴え、石炭調湿設備(CMC)などと合わせて、今後も環境・省エネ対策設備の採用を働きかける方針だ。
 共英製鋼のベトナム現地単圧メーカー、ビナキョウエイスチール(櫻井實社長)は、6月から製鋼工場の建設に向けてFSを開始する。来年3月に結論を出す予定で、FSの結果次第では生産能力30万トン以上の製鋼・圧延一貫工場となる。国内の小棒・線材需要は堅調な建設投資から増えており、また他メーカーも能力増強・新規設備の導入で競争力を高めている。

 同社は、隣接地に火力発電所が建設されたことで不安定だった電力供給にメドがついたことで設立当初の計画だった製鋼工場建設を検討し、増産およびコスト競争力を確保する考えだ。
 ヤマシナ(本社=京都府、曽田史郎社長)は25日開催の取締役会で抜本的な経営立て直し策を決めた。

 ネジをコア事業として、新規事業への取り組みにより経営再建を確実にするため従来の経営陣を刷新、VTホールディングスが筆頭株主となり、谷川満氏が新社長に就任するほか、現役員はねじ担当に2人を除きVHホールディングスから招く。
 日亜鋼業(本社=尼崎市中浜町19、竹内俊一社長)は、高付加価値およびオンリーワン製品の拡販を主軸とした3カ年中期経営計画「SUN・Plan・2008」をこのほど策定した。

 指標数値としては最終年度の2008年3月期ベースで売上高229億7000万円、販売数量14万6300トン達成を計画しており、従来の公共土木分野向け主体から産業機器・工業製品分野への進出、さらには海外市場も視野に入れ、積極的な事業展開を進める方針。