2005年07月15日(金)
 スチール缶リサイクル協会(理事長=宗岡正二・新日本製鉄副社長)は14日、2004年のスチール缶リサイクル率が87・1%になったと発表した。前年実績を0・4ポイント下回ったものの、世界トップレベルを維持。経済産業省の産業構造審議会(産構審)ガイドラインである85%以上の目標を4年連続でクリアした。

 04年のスチール缶は、消費重量90万8000トン(前年比0・3%減)に対して再資源化重量は79万1000トン(同0・7%減)となり、いずれも前年比微減となった。
 関東鉄源協同組合が14日に行った8月積みの鉄スクラップ輸出入札(H2)は、平均落札価格が前月比1093円(5・9%)高のFASトン1万9593円となり、5月積み入札以来3カ月ぶりに反発した。落札数量は計1万5000トン。日本からの輸出価格は4月以降アジアの鉄鋼メーカーの買い意欲減退で続落したが、ようやく台湾、中国がマーケットインしたことで回復してきた。
 阪和興業は6月末の輸入材岸壁在庫をまとめ、14日発表した。6月末在庫は東西両地区トータルで40万6000トンと前月比1万2000トン、3%増。在庫の増加は昨年11月以降、8カ月連続のこと。前年同月対比では19万トン、87・9%増。在庫が40万トンの大台乗せとなったのは1998年10月以来、6年8カ月ぶりのこと。

 今回、在庫が増加した要因は冷延コイルがコンスタントに入着したことに加え、引き取りが低調だったため。
 関東スチール(勝部敬一社長)は14日、7―9月にかけて前年比5―6%減産すると発表した。圧延ラインの効率化を図る第1期工事で、製鋼工程は7月19、20日、8月17、22―29日、9月20日、圧延工程は7月19、20日、8月22―26日、9月20日に休止する。昨年より製鋼で1日、圧延で2日多く休止することで、小棒需給の適正化に影響が出そうだ。
 阪和興業はタイのチョンブリ県の工業団地内にコイルセンター「HANWA・STEEL・SERVICE(THAILAND)・CO.LTD.」(略称=HSST)の工場を建設していたが、このほど、完成した。14日に現地で起動式を開催、阪和興業の北修爾社長や工事関係者などが出席した。

 同コイルセンターの建設はタイの日系薄板ユーザーにきめ細かく対応するのが狙いで、薄板加工能力は月間5000トン。今後はタイの家電、自動車向けに加工を行ない、早急に加工量を機械能力まで引き上げる。