2005年07月27日(水)
 マツダは、自動車用外板材に使用している防錆鋼板を電気亜鉛めっき鋼板(EG)から溶融亜鉛めっき鋼板(CG)に切り替える。本年初めに最終的な方針を決め、高炉メーカーに伝えており、一部部品は本年末からランニングチェンジの形でスタートする。本格的には、フルモデルチェンジに合わせて段階的に切り替えられる見通しで、最初の車種は来年度になるもよう。

 マツダの鋼板の集中購買は、月間6万―7万トン。このうちの40%がめっき鋼板で現在は、新日本製鉄のジンコートMZが採用されている。マツダの本格的なCG(GA)転換は、世界的な自動車鋼板のCG化で、EG製品ではグローバルな調達が将来難しくなることに対応したもの。同時にコスト面でのメリットも指摘されている。国内のオフラインメーカーは、これですべてCG製品(GA)に転換する。
 溶協メーカー大手は現行価格体系を維持するため、一般構造用鋼管(STK)、溶協ガス管、中径角形鋼管など建材用鋼管に関して、2005年7―9月期で前年比15―20%強の減産に踏み切る。

 建築需要が予想以上に低迷して、鋼管特約店の4―6月販売量は「バブル経済崩壊以降、需要は最悪期に近い状態」と厳しい局面に入っている。このため、溶協メーカーはマーケット重視、採算確保の観点から需要減に対応する生産態勢を整えていく方針だ。
 東京地区の小棒市況は、今週に入って約2カ月ぶりに底を打った。ベースサイズ(異形19ミリ)でトン5万8000円どころ。小棒市況は本年5月のトン6万円から、原料鉄スクラップ価格の急落や、安値の製品が他地区から流入したことでジリ安展開となった。

 直近はベース・細物サイズともにデリバリーが好転し、需給に引き締まり感が出ている。電炉各社の夏季定修が重なったことで、生産量が絞られたことも要因となった。
 麻布成形(本社=東京都港区、中村義人社長)は、自動車および弱電向け機械構造用鋼管の加工拠点である関東営業所・工場(群馬県)を全面移転するとともに、倉庫を拡張するなど機能を強化した。総投資額は約4億円。今後、切断設備やレーザー加工機等を追加導入する。

 同社では近年、工場態勢の見直しを進めており、2005年内にも鋼管加工センター(千葉県野田市)を閉鎖し、関東工場と浦安営業所(千葉県)に機能を集約する計画だ。
 中山製鋼所はこのほど、全社の基幹システムをオープン系システムに全面更新した。全社の基幹システムを一括のオープン化に更新したのは鉄鋼業界では初めて。今回の更新は2000年からの構造改革の実施で、要員を合理化する一方で、新日本製鉄との鉄源や線材製品での提携、環境などの新規事業への参入により、管理面が高度化・複雑化し、これに機能的に対応するのが狙い。