2005年09月12日(月)
 日新製鋼は10月以降、ステンレス粗鋼減産を強化する。ステンレス鋼材の輸入増加によって国内需給が緩和する中、同社は価格優先の販売方針を打ち出し、本年4月以降、ニッケル系冷延鋼板の店売り向け受注カットなど流通在庫の適正化に努めてきた。ところが韓国などからの輸入が続き、国内在庫も高水準にあり、また輸出環境も良くない。

 同社は、このような市場環境がしばらく続くとみて下半期の生産計画を29万3000トンと策定した。これは生産調整に入った上半期の31万トン(見通し)をさらに5・5%、1万7000トン下回る。
 日鉄建材工業(小山巖社長)は、高荷重・ロングスパン対応の新しい合成スラブ用デッキプレート「ニッテツ ハイパーデッキ」をこのほど開発、10月から販売をスタートする。

 同製品は、従来の合成スラブで対応が難しかった積載荷重が1平方メートル当たり1トン超の工場・倉庫、またスパンが4メートルを超えるような小梁配置の大型店舗等への使用が可能(従来品は3メートルまで)。また、特殊な断面形状で高い合成効果を得るほか、耐火による制限がない。
 神戸製鋼所は、輸出向け汎用品の減産を下半期も継続する。4―9月と同様に半期で10万トン程度の減産。下期の粗鋼生産は前年同期の391万トンとほぼ同水準となる見通し。
 JFEスチールは、9月契約分の店売り向けH形鋼の販売価格を据え置く。昨年11月契約でトン2000円値上げして以来、10カ月連続の据え置き。高値を敬遠した流通が入荷申込みを大幅に減らしたことから、8月に続き9月の生産量も、7月の約半分という低水準になるもよう。
 三河地区の老舗商社、太田商事(本社=愛知県刈谷市南桜町1―73、太田啓一社長)は、住友金属建材などと共同で「屋根用キャップ式ボルトレス折板」を開発した。屋根接合部の水密性を高め、止水性を強化した製品で、ボルトレスの一体化はめ込み式としては業界初となる。

 現在、付属部材となる面戸の型製造などの最終段階に入っており、11月をメドに住金建材ブランドの「イゲタルーフ・キャップ式ボルトレス折板D―185UC」として市場に投入する計画だ。