2005年10月31日(月)
 9月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計)は、前月比1・5%減の458万7000トンとなり、6カ月ぶりに前月比で減少した。メーカーの熱延在庫を中心に減少。高炉メーカー各社は薄板の過剰在庫削減を進めており、ようやく減少に転じた在庫の推移が一層注目される。

 薄板3品在庫の内訳は、メーカーが201万5000トン(前月比4・1%減)、問屋94万1000トン(同0・6%減)、全国コイルセンター工業組合163万1000トン(同1・3%増)。
 経済産業省は28日、2005年度第3四半期(10―12月期)鉄鋼生産計画の集計結果を発表した。粗鋼生産は2835万7000トン(前期比52万3000トン、1・9%増、前年同期比39万5000トン、1・4%減)で、同省が9月に策定した需要見通し2780万トンを55万7000トン、2%上回る。
 総合商社大手5社の2005年9月中間期連結決算が28日に出そろったが、金属関連部門の純利益は5社すべてが過去最高となった。

 5社の金属関連部門の純利益合計は1412億1400万円で前年同期比93・7%アップ。世界の鉄鋼需要の高まりを背景に、鉄鉱石・原料炭の取扱量が増加、価格の大幅上昇もあって鉄鋼原料事業が好調に推移。鉄鋼製品事業も鋼材価格の上昇によりトレードおよび関連事業の収益がさらに改善。また非鉄金属事業は、需要増加と国際非鉄相場の高騰という追い風を受けて増収基調を維持した。
 経営統合をめざし協議を進めてきた豊田通商とトーメンは28日、来年4月1日に合併することで合意したと発表した。同日開催の両社取締役会で合併に関する基本合意書を締結することを決議、調印した。存続会社は豊田通商。合併比率は1対0・069。

 合併後の連結売上高は単純合計で4兆8931億円(2005年3月期)で、総合商社6位となり、豊田通商は化学、食料、エレクトロニクス分野などに強いトーメンと合併することで、非自動車分野の業容拡大ができる。
 日本鉄鋼連盟が28日発表した9月末の普通鋼鋼材国内向け在庫(メーカー・問屋在庫、速報ベース)は、前月比1・2%減の573万5000トンとなった。3カ月ぶりの前月比マイナス。国内在庫率は112%で、前月比13ポイント低下した。