2005年11月07日(月)
 伊藤忠商事の金属資源・石炭部門は、9月中間期で前年同期比3倍増の連結純利益150億円強を計上した。能力拡張などで権益を拡大してきた鉄鉱石、石炭の価格上昇やトレードの増加が収益を押し上げた。

 下半期は特殊要因などを織り込んで控えめに見ているものの、好調な事業環境のなか、2006年3月期で前期比倍増の連結純利益240億―250億円をめざす。鉱山の安定操業など下振れリスクを制御し、全社の利益の20%を稼ぎたい考えだ。
 ロシア政府が発動を検討する大径管セーフガード(SG、緊急輸入制限)措置問題に関して、経済産業省はこのほどモスクワに担当官を派遣、ロ政府との話し合いを行った結果、ロ政府の発動正式決定は、月内をめどとする調査報告書提出後となり、当初、同措置の調査期限となっていた11月3日後の即日発動は回避された。
 韓国のPOSCOは4日、光陽製鉄所の高炉5基の微粉炭吹き込み(PCI)量が10月平均で銑鉄1トン当たり204キロcと過去最高に達したと発表した。

 コスト削減と効率操業を進める活動の一環としてPCI比を上げている。光陽のPCI量は3カ月連続で200キロを上回っており、年間のコスト削減効果は1000億ウォンに達する見通しだ。
 日本鉄鋼連盟が4日発表した9月の貿易実績によると、普通鋼鋼材輸出量は前年同月比11・6%減の185万5000トンと10カ月連続で減少した。

 主力の熱延広幅コイルが23・8%減るなど多くの品種が減る一方、厚板、溶鍛接管、継目無管などは増加した。4―9月の普通鋼輸出量は1160万トンと前年同期比9・5%減少した。
 ダイワスチール(本社=神戸市、大西正之社長)の2005年9月中間期の業績は売上高で250億円弱、経常利益も40億円強を確保する状況にあり、懸案事項となっている財務体質の改善が一段と進む見通しだ。  本年度末には累積損失を一掃、下期の業績次第では有利子負債もゼロとなる可能性が出てきた。