2005年11月09日(水)
 新日本製鉄、宝山鋼鉄株式、アルセロールの日中欧の高炉大手3社が中国に設立した自動車用鋼板製造の合弁会社、宝鋼新日鉄自動車鋼板有限公司(BNA、本社=上海市、董事長=宗岡正二新日鉄副社長)は、来年2月に商業フル生産に入る見通しとなった。

 年内に日系、欧米系、中国自動車メーカーによる品質認証のほとんどを取得、商業生産比率を上げ、2月には年間ベース170万トンの商業フル生産を実現するもの。

 その後は「長期安定的にフル生産を継続し、3年目の黒字化をめざす」(三村明夫新日鉄社長)。中国初の本格的な自動車用高級鋼板の供給拠点がいよいよ本領を発揮する。
 中山製鋼所が8日発表した2005年9月中間期決算は、連結で売上高964億7800万円と前年同期比23・7%増、営業利益100億7200万円と同45・5%増、経常利益92億4000万円と同55・1%増、純利益64億6700万円と同55・9%増。

 有利子負債は799億円と本年3月末に比べ54億円減、D/Eレシオ(株主資本に対する有利子負債倍率)は1・27と本年3月末比0・24ポイント改善、株主資本比率も28・6%と前年同期比5・5ポイント増と、財務体質の改善が進んだ。
 新日本製鉄、JFEスチールなど高炉大手は2006年度積み鉄鉱石の価格交渉に向けて、10日の豪BHPビリトンを手始めに大手山元と事前協議に入る。

 鉄鉱石需給や鉄鋼市場、景況感などついて互いに見解を示して、認識を共有したうえで、12月5日以降価格交渉に入る運びだ。
 高炉各社の株価(東証)が8日、大幅に上昇した。JFEホールディングスは上場来の最高値となる4080円をつけた。住友金属工業も1991年9月以来の450円超となる464円をつけた。また新日本製鉄、神戸製鋼所、日新製鋼もそれぞれ年初来の高値に迫った。
 シーヤリング工場(本社=大阪府堺市、細川能夫社長)は、下期(2005年10月―06年3月)、売上高で約20億円、損益も黒字を確保し、通期で売上高42億―43億円、経常利益は前期並みの水準をめざす。