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2005年11月10日(木)
高炉5社の2005年9月中間期決算が出そろった。鋼材価格の改善がさらに進展したことから5社ともに連結経常利益、純利益が過去最高となった。
また通期の連結経常利益は新日本製鉄4950億円、JFEホールディングス5000億円、住友金属工業2500億円、神戸製鋼所1650億円、日新製鋼690億円の予想で、そろって前期の過去最高益を更新する見通しだ。
また通期の連結経常利益は新日本製鉄4950億円、JFEホールディングス5000億円、住友金属工業2500億円、神戸製鋼所1650億円、日新製鋼690億円の予想で、そろって前期の過去最高益を更新する見通しだ。
双日のエネルギー・金属資源部門は2006年3月期で220億円を超える連結経常利益を上げる見通しだ。前期の115億円から倍増。今期からメタルワンの持分相当利益を部門に取り込んでおり、これを除くと1・5倍の増益に相当する。
06年度最終の中期計画目標を1年前倒しで超過達成するのを受けて、06年度の事業計画を再設定する。合わせて07年度以降の次期中計に向けて戦略を打ち立てる作業に着手した。
06年度最終の中期計画目標を1年前倒しで超過達成するのを受けて、06年度の事業計画を再設定する。合わせて07年度以降の次期中計に向けて戦略を打ち立てる作業に着手した。
新日本製鉄は本年度下半期にアスベスト対策として約50億円を、また6S活動推進・老朽建屋の改修などにも50億円程度を投じる。加えて不要設備の解体にも相当規模の投資を実施する予定である。いずれも職場環境の改善、安全対策、環境美化を目的とするもの。
高炉メーカー4社のエンジニアリング事業部門の2005年9月中間期受注・売上実績が出そろった。公共事業抑制など厳しい需要環境の中で新日本製鉄、神戸製鋼所は受注高、売上高とも増加させた。
新日鉄は鉄構海洋・エネルギー関連の大型案件受注などが大幅増に寄与。神鋼は圧縮機、LNG関連、ゴム・タイヤ機械などが好調を堅持した。JFEエンジニアリングは製鉄エンジのJFEスチール移管や指名停止などが響き、受注、売上とも減少。住友金属工業も減収となった。営業損益は神鋼を除く3社が赤字を計上した。
通期業績予想は受注高で新日鉄、JFEが前年度比減、一方、売上高は新日鉄、神鋼が増収の見通し。営業損益は新日鉄、神鋼は黒字を見込む。
新日鉄は鉄構海洋・エネルギー関連の大型案件受注などが大幅増に寄与。神鋼は圧縮機、LNG関連、ゴム・タイヤ機械などが好調を堅持した。JFEエンジニアリングは製鉄エンジのJFEスチール移管や指名停止などが響き、受注、売上とも減少。住友金属工業も減収となった。営業損益は神鋼を除く3社が赤字を計上した。
通期業績予想は受注高で新日鉄、JFEが前年度比減、一方、売上高は新日鉄、神鋼が増収の見通し。営業損益は新日鉄、神鋼は黒字を見込む。
住友鋼管の2005年9月中間期業績は販売価格の改定が効果を表し、連結、単体ともに増収・大幅増益となった。営業利益は連結が38億5000万円、単体は30億円。上期値上げ幅は前年下期比で、自動車用がトンあたり1万5000円、建材用が同5000円。