2005年11月30日(水)
 住友金属工業は、和歌山製鉄所(田中丸和男所長)の第4高炉更新(2009年半ば完工予定)で年間50万トン出銑能力が向上するため、合わせて製鋼能力を引き上げる。転炉の能力は十分なので、クレーン増強や溶銑鍋の容量拡大で出鋼量を増やす考え。

 コークス炉と焼結炉増強も計画を早めて同時期に行い、微粉炭吹込(PCI)は粉砕設備の増強で現行の160キロから175キロに能力アップする。高炉更新を含めた一連の投資額は約1000億円。上工程の増強を一気にそろえ、体質強化を大幅に進める。
 独鉄鋼大手のティッセンクルップと加鉄鋼大手のドファスコは28日、ティッセンクルップがドファスコの普通株すべてを友好的に買収することで合意したと発表した。

 ティッセンクルップの提示額はドファスコの1株61・50カナダドル、総額48億カナダドル(4900億円強)。ルクセンブルクのアルセロールが敵対的買収で提示した額を9・8%上回る。

 ドファスコの経営陣はティッセンクルップの提示を受け入れるよう、株主に勧告している。ティッセンクルップはドファスコを基盤に北米事業を強化する考えだ。
 日本鉄鋼連盟が29日発表した10月末の普通鋼鋼材の国内向け在庫(メーカー・問屋在庫、速報ベース)は、前月末比0・8%増の578万トンと、わずかながら2カ月ぶりに増加に転じた。メーカー在庫が3万8000トン、問屋在庫が1万トン増加した。

 一方、輸出船待ち在庫は同7・5%増の99万7000トンで、同じく2カ月ぶりの増加。これによりトータル在庫は同1・8%増の677万7000トンとなり、2カ月ぶりに増加した。10月末の在庫率は前月末から5・4ポイント上昇し、104・3%。国内在庫率も0・1ポイント上昇の111・9%となった。
 双日は29日、中国の大手総合エンジニアリング会社、武漢鋼鉄工程技術集団有限責任公司(本社=湖北省)と戦略的業務提携を締結したと発表した。

 日本の総合商社が中国の大手総合エンジニアリング会社と戦略的業務提携を行うのは初めてという。
 岡谷鋼機(岡谷篤一社長)は、空見ふとう倉庫(名古屋市港区空見町27)内の鋼材倉庫を増築する。

 鋼材倉庫を貸与している関連会社の空見スチールサービス(SSS、本社=名古屋市港区空見町、伊藤勝社長)の加工態勢の整備に対応するためのもので、昨29日に地鎮祭を行い、増築工事に入った。完成予定は来年7月末。投資額は約5億3500万円。