2006年01月06日(金)
 日本鉄鋼連盟の三村明夫会長(新日本製鉄社長)は5日、東京都内のホテルで開かれた鉄連主催の新年賀詞交換会であいさつし、中国鉄鋼業の過剰能力問題、世界的な企業の再編統合の動きを懸念要因としてあげ、「われわれを取り巻く環境はこの2点によって大きく変化する可能性があり、動向を注視する必要がある」との考えを示した。

 また2006年の鉄鋼需要は「国内は製造業向けを中心に堅調さを持続。海外向けも米国の経済動向に大きな不安はなく、アジア、BRICs向けを中心に堅調に推移する」との見通しを語った。
 2005暦年の小棒輸出量は、04暦年(66万1163トン)を2割弱下回る見通し。財務省通関統計によると、05年1―11月の小棒輸出量は、前年同期比16%減の52万7483トンに減少した。

 05年初めは韓国向けの小棒輸出が急増したため、韓国鉄鋼メーカーが対抗措置を検討する動きもあったが、国内電炉メーカー各社は輸出を自粛。
 財務省が発表した2005年11月の貿易統計によると、H形鋼の輸入量は前年同月比20・6%増の1万422トンとなり、昨年8月から4カ月連続で増加した。平均トン単価は5万8205円と7108円下落した。

 輸出量は前年同月比82・6%減の7685トンで、3カ月ぶりに1万トン台を回復した10月を大きく下回った。平均トン単価は6万9602円だった。
 中国の商務部は4日、2006年のコークス輸出枠として05年並みの1400万トンを確保する方針を発表した。今後対象の70社に順次輸出許可証(EL)を発給する運び。

 2年前には中国政府が輸出枠を削減したことでコークスの国際価格が急騰したが、従来並みの輸出を維持する方針が固まったことで、コークスの国際需給、価格は当面安定して推移しそうだ。
 鉄鋼最大手の蘭ミッタル・スチールは4日、北米で合金化溶融亜鉛めっき鋼板(GA)を生産すると発表した。

 米法人のオハイオ州クリーブランド工場で1―3月中に完成する年産50万ネットトンの新亜鉛めっきライン(CGL)での生産に向けてチームを設置して準備を進めており、2007年1―3月にもGAを出荷したい考えだ。