2006年01月13日(金)
 韓国・POSCOは、2008年までの3年間に11兆7000億ウォン(約1兆1700億円)を投じて、グローバル成長と技術リーダーシップ確保を進める中期経営戦略を策定した。自動車鋼板など戦略商品強化をメーンとする高付加価値化を推進。

 合わせてFINEX新設、高炉改修などにより国内の粗鋼生産量を08年に3500万トンまで引き上げ、続いてインドの製鉄所建設などによって海外に1500万トンの生産能力を確保し、トータル5000万トン態勢を視野に入れる。また成長エンジンとしてのマグネシウム板材や燃料電池など新規事業にも参入する。
 新日本製鉄は12日、同社が主導するタイの機械構造用鋼管(STKM)の製造・販売合弁会社、サイアム・ニッポン・スチール・パイプ(略称=SNP、大久保均社長)が、インドネシアで鋼管製造・販売を行う子会社を設立すると発表した。総投資額は約22億円で、2007年1月に営業生産を開始する予定だ。
 新日本製鉄は、大分キヤノンマテリアルの新工場向け鉄骨用鋼材約4万トンを全量受注した。H形鋼は新日鉄本体が対応、コラムとデッキプレートは日鉄建材工業やニッテツコラムなどが対応する予定。今後は屋根・壁材の受注競争が焦点となる。工事は3月に着工するが、新日鉄は約4万トンのうち、先行して2万トンを本年4―9月中にロールする計画。
 ステンレス業界関係筋によると、11日に中国特殊鋼協会ステンレス分会の首脳が来日したことが明らかになった。滞在日程など詳細は確定していないが、10日間かけて各地のメーカー工場を見学、ステンレス協会やメーカー首脳との会談を中国側が申し入れている模様。なお、両国協会同士の意見交換は初めてとなる。
 新日本製鉄が12日発表した昨年12月末時点のときわ会H形鋼流通在庫は、全国合計で前月比6・3%増の24万5500トンで、2カ月連続の増加となった。

 在庫率は1・79カ月で、前月末の1・5カ月から0・29上昇。1・7カ月を超えたのは1・83カ月となった昨年7月以来、5カ月ぶり。

 新日鉄は、昨年9月以降続いていた在庫率1・5カ月前後を適正レベルと考えており、今後の需要動向によっては、さらなる減産を行う可能性を示唆した。