2006年01月17日(火)
 JFEスチールは16日、知多製造所(所長=笹田幹雄・常務執行役員、鋼管セクター長)で生産する世界ナンバーワンシェアのシームレス13%クロム油井管の生産能力を増強すると発表した。投資額は約100億円で、現行9万トンの年産能力を30%増強し、12万トン態勢にする。2007年1月稼働予定。

 天然ガス需要伸長によって、ガス田開発の深井戸化が進む中、同社では年々強まる13%クロム油井管のニーズに応えて、世界シェアナンバーワンを堅持する方針だ。
 韓国の現代INIスチールは16日、唐津工場の高炉一貫製鉄所新設計画で当局の承認手続きを完了したと発表した。年産700万トンの製鉄所建設に正式に着手する。2010年の第1高炉完工、11年の2高炉完工に向けて早ければ年内に着工したい考え。

 年産200万トン級の熱延ミル新設も視野に入れており、今後厚板ミルなど圧延工程の計画を詰める。現代自動車グループ向けに自動車用鋼板、造船用厚板など高級材を供給する態勢をつくる。
 グレーチングのトップメーカー、ダイクレ(本社=広島県呉市、山本浩社長)は16日、住友金属建材(本社=兵庫県尼崎市、重松麓社長)およびワコーグレーチング(本社=滋賀県湖南市、今西清社長)のグレーチング関連事業一式を本年3月31日付で買収すると、発表した。

 グレーチング業界での事業買収は初めてで、今後メーカー16社が乱立するグレーチング業界の再編が加速されるものとみられる。
 経済産業省の石毛博行製造産業局長は、このほど北京で中国の鉄鋼過剰能力問題に関し、中国・国家発展改革委員会(発改委)の劉鉄男工業司長と局長級会談を行い、経産省・鉄鋼課と、発改委工業司・冶金処との間で政府レベルの対話を強化していくことで合意した。
 ルクセンブルクのアルセロールは16日、加ドファスコ買収の提示額を1株71加ドルに引き上げる方針を発表した。買収総額は約54億9700万加ドル(約5413億円)になる。アルセロールは今回、独ティッセンとドファスコ間の友好的買収合意に準じる合意を結ぶようドファスコ経営陣に提案した。

 ドファスコは同日、独ティッセンクルップとの合意により、ティッセンが23日までに再度提示額を引き上げる事態もあり得ると示唆している。