2006年02月08日(水)
 2005暦年の薄板3品輸入は314万7610トンで前年比22・4%、57万5234トン増となった。04年後半に自動車など製造業向けを中心に国内の薄板供給不足が表面化し、需要家が海外調達を加速したことが大幅増加の背景にある。

 ただし月間輸入量は4月の32万トン超をピークに減少傾向を辿り、12月は21万トン5000トン程度と04年10月以前の水準に戻している。中国などからのスポット輸入が品質面の問題で減少しているためで、「当面、3品輸入が再び大幅に増加してくるとは考えにくい」(高炉筋)とされている。
 豪新興鉄鉱業のフォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG、フォレストCEO)は西豪州ピルバラ地区の鉄鉱石開発に向けて、鉄道、港湾施設の建設工事に着手する。積出港のヘッドランド港当局から工事の承認を先週取得したのを受けて、きょう8日起工式を開く。

 当初年産4500万トン態勢で2007年末の初出荷に向けてクラウド・ブレーク鉱山、出荷施設の開発を進める。中国の増産で鉄鉱石需給が窮屈ななか、開発を急いで新規供給者として参入する考えだ。
 アルセロールが米USスチール買収を検討していると独紙がこのほど報じた。アルセロールは正式コメントを控えているが、ミッタル・スチールが北米拠点を構築済みであることを踏まえ、「アルセロール側に、ミッタルのアルセロール買収計画を見直させる狙いがあるのでは」との見方も浮上している。
 田中鉄鋼販売(石塚公夫社長)は、関東支社で新たに複合加工機を導入、形鋼類や平鋼などの加工に進出する。顧客のニーズにきめ細かく応えるのが狙いで、コラム以外の品種に対応する本格的な加工機の導入は初めて。
 東京製綱(田中重人社長)は、販売会社の東綱ワイヤロープ西日本の下に関西物流センターを開設し、このほど本格稼働に入った。東京製鋼の工場に近く、また営業業務を集約することで製販一体の新販売・物流拠点とし、西日本地区の流通機能を強化した。ワイヤロープの加工、在庫、出荷機能を充実させ、細かなオーダーに短納期で対応する。