2006年02月14日(火)
 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は13日、ステンレス冷延薄板の輸出価格を4―5月積みでトン2400―2500ドルに値上げすると発表した。上げ幅は最大トン200ドル前後となる見込みで、約1年ぶりの値上げとなる。

 また、国内ひも付き価格も値上がりが続く直近のLMEニッケル価格を反映させ、トン2万円前後引き上げる方針だ。過剰在庫調整の進展を受けて2005年11月には店売り向けのベース値上げ、1月からは減産の緩和に転じており、原料高の転嫁と合わせて収益を着実に進める考えだ。
 伊藤忠丸紅鉄鋼は13日、米法人のMISAがメキシコに年間加工能力17万トンのコイルセンターを新設すると発表した。総投資額800万米ドル(約943億円)をかけて4月に着工し、12月に完工予定。現地の家電、自動車の生産拡大が見込まれるなか、加工能力を備えて供給拡大につなげる。
 清水鋼鉄(本社=千葉県、清水範子社長)は16日、苫小牧製鋼所の取鍋・タンディッシュ予熱バーナー燃料の天然ガス化への転換工事を完了させる。これに伴い宇都宮製作所を含め、全事業所の生産ラインが灯油や重油などの化石燃料からクリーンなエネルギーである天然ガスへ完全に切り換わる。
 鋼材問屋の大手、アイ・テック(本社=静岡県静岡市清水区三保387―7、大畑榮一社長)は13日、昨年10月1日付で鉄骨加工などを行うファブ・トーカイ(静岡県静岡市清水区三保、阿部英通社長)に資本参加し、連結適用子会社にしたことを明らかにした。
 東京地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格は、3カ月ぶりに前週比500円方反発した。地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格は、H2トン2万2500―2万3000円、高値2万4000円。

 今月に入って日本の鉄スクラップ輸出価格が反発したことから、電炉各社は輸出玉に対抗するため鉄スクラップ購入価格を500円方引き上げた。