2006年02月16日(木)
 新日本製鉄は4―6月積みの薄板輸出価格をトン30―40ドル引き上げる方針だ。アジアの加工メーカー向けミドルグレードの製品が対象で、熱延薄板でFOB500ドル前後になる。アジアの在庫調整が進展し、汎用品市況が底打ち反発するなかで、値上げが受け入れられる環境が整ったと判断した。

 汎用品市況はなお低い水準にあるため、今後も汎用品輸出は敬遠し、ミドルからハイグレードに狙いを定めて輸出採算を確保する考えだ。
 日本溶融アルミニウムめっき協会と武蔵工業大学は、溶融アルミニウムめっき処理後に700度以下の低温で2次拡散する技術(アルミナイズアルファ(α)処理)を使い、無処理の鉄筋と比べ、引張付着強度が約2倍に向上することを実証した。耐食・耐海水・耐熱性に優れており、鉄筋だけでなく定尺パイプ、ボルトなどさまざまな鉄鋼製品に応用できる。
 阪和興業は15日、本年1月末の輸入材の岸壁在庫を発表した。それによると、1月末の輸入材岸壁在庫は33万7000トンと前月比1万4000トン、3・9%減。在庫の減少は昨年11月以降、3カ月連続のこと。ただ、前年同月対比では8000トン、2・4%増。前月比で減少した要因は新規の入着が減少したことによるもの。
 九州地区大手シャー業者の門倉剪断工業(本社=福岡県鞍手郡鞍手町、門倉治社長)はこのほど、兵丹第二工場を完成し3月から本格稼働に入る。レーザー加工機、プラズマ切断機、水プラズマ切断機など各種最新鋭設備を導入。高張力鋼板をはじめSC鋼板、耐硫酸性鋼板、耐磨耗鋼板、ステンレス鋼板など特殊鋼、高級鋼を中心に切板加工を行うオールマイティ工場。

 同工場の稼働により、耐硫酸性鋼板の切板加工販売態勢を確立するとともに同社の月間加工量(支給材含む)は、従来の6000トンから7500トンにスケールアップする。
 東京地区鋼管流通筋は5月連休明けをメドに、シームレス鋼管の販売価格を引き上げる動きだ。上げ幅はベースアップ分でトン当たり1万5000円以上。さらに、機械構造用材料管向けはエキストラ改定分を上乗せする。

 住友金属工業が4月出荷分から国内向け価格の値上げを発表。他メーカーも対応にバラツキがあるものの、値上げムードが高まっていることから、東京地区流通筋では再販価格をアップし、採算を確保する構え。