2006年02月23日(木)
 神戸製鋼所は22日、特殊鋼線材および棒鋼の一部エキストラを見直すと発表した。現在のエキストラの水準では近年の品質要求の高まりの中では不十分と判断し、機能に見合ったレベルに改善する。

 冷間圧造用線材のエキストラを磨棒鋼用線材比トン当たりプラス5000円で徹底し、冷間圧造用線材以外(軸受用鋼、細径棒鋼など)についても自動車メーカーなど需要家との個別交渉で見直しを進める。新エキストラ体系の適用は2006年度上期(4―9月)中の実施をめざす。
 中小企業基盤整備機構(中小機構、鈴木孝男理事長)は経済産業省と連携、高度部材集積の高度化として鋳鍛造など素形材産業のビジョン策定と、これに則した国際競争力強化とともに、素形材のユーザーともなる自動車・部品の海外生産拡大を受けた自動車産業のサプライチェーン(SC)構築など、中小企業のモノづくり基盤強化の支援を図る。

 合わせて地域の産業・科学技術政策の中核機関として公設試験研究機関(公設試)の改革を進め、中小企業の研究開発を活性化する。

 素形材産業ビジョンは3月にもまとめ、サポーティングインダストリー支援を政策展開。自動車産業SCも実態調査を経て検討委員会で支援政策を抽出していく。公設試も3月にも組織運営の新たなあり方を具体化する。
 ルクセンブルクのアルセロールとカナダのドファスコは21日、アルセロールのドファスコ株公開買い付けで20日の期限までにドファスコ株88・38%相当を確保したと発表した。残りの全ドファスコ株の買収に向けて、応募期間を3月7日まで延長する。

 大型買収案件にめどが立ったことで、アルセロールは蘭ミッタル・スチールの買収対抗策にエネルギーを注ぐことになる。
 鉄鋼流通の小野建(小野建社長)は中期経営方針として、3年後の2008年度連結で売上高1350億円、経常利益50億円超をめざす。

 引き続き西日本でのシェア向上、東日本でのエリア拡大を柱に、地域密着型営業や輸入鋼材の活用を強化する。昨年営業拠点を開設した仙台地区では、今後在庫ヤードの設置も検討する。
 大阪金属リサイクル工業協同組合(理事長=宮崎法峰・ミヤザキ・メタルサービス社長)による第10回鉄スクラップ共同輸出の入札が22日に実施され、トン2万4970円(H2・大阪湾岸FAS)で落札された。落札商社は泰和商事。数量は5000トンで、積み期は3月1日から31日までを予定している。