2006年02月28日(火)
 ルクセンブルクのアルセロールは24日、中国鉄鋼7位の莱蕪鋼鉄集団との間で、莱鋼集団の上場子会社株38・41%を20億8576万元(約304億円)で取得することで合意したと発表した。

 アルセロールは中国で宝山鋼鉄、新日本製鉄との合弁自動車用鋼板工場を展開しているが、初めて熱延工程より川上の鉄鋼生産に乗り出す。長期の成長戦略の一環と位置づけており、急速に成長する中国の事業展開で足がかりにしたい考えだ。
 鋼板流通加工を中核とする五十鈴グループ(鈴木貴士代表)は、2008年を最終年とする中期3カ年計画を策定、始動した。定量面では、08年に連結経常利益30億円、連結純利益17億円、ROA(総資産純利益率)4%をめざす。

 取引先との連携強化によるソリューション機能の拡大や創業者精神の発揮を通じて、企業価値を向上。株主である新日本製鉄、メタルワンへの貢献や業界の変革のリード役を果たす考え。
 財務省貿易統計によると、1月の鋼材輸入は普通鋼合計で前月比7・6%増の34万トンとなった。熱延・冷延・亜鉛めっき鋼板など薄板類が増えたためで、H形鋼の輸入も増加した。国別では冷延コイル中心の韓国が21万2000トン、熱延コイル中心の台湾が6万9000トンなど。
 日本、インドネシアの経済連携協定(EPA)締結政府間交渉に関連し、鉱工業品分野のうち鉄鋼についての官民合同会議が来月8日、ジャカルタで開催されることになった。

 本年1月にネシア側から提示された協定内容要望(リクエスト・アンド・オファー)では鉄鋼全品目を関税撤廃から例外とするよう要望され、即時全品目の自由化を求める日本側と意見に大きな隔たりがある。

 今回、改めて官民レベルの合同会議を開き、ネシアの鉄鋼産業、鉄鋼ユーザー産業、政府関係者に対し、日本側から輸出される鉄鋼製品はネシア製品とは競合しない点やEPAによる経済的メリットなどを説明し、自由化を働きかけていく。
 東証で27日、高炉株価が軒並み上昇、大手4社が揃って高値で引けた。

 新日本製鉄は465円をつけ、2005年9月29日の直近の高値457円を更新。460円乗せは91年6月5日以来という。

 JFEホールディングスは4420円をつけ、本年1月30日の上場来最高値4380円を更新した。

 住友金属工業は520円をつけ、本年2月2日の直近の高値502円を更新。

 神戸製鋼所は91年11月27日以来となる448円をつけた。