2006年04月04日(火)
 高炉ガス管は2006年度、メーカーが減産基調を継続するとともに、建築設備向けを中心に需要回復の兆しがみられるなど、上期にも全国流通在庫が適正水準となる見通しで、2年ぶりに、下期で需給タイト化が再燃する可能性が高まってきた。
 新日鉄グループの環境エンジニアリング会社、環境エンジニアリング(株)と(株)新日化環境エンジニアリングは、本年10月1日をめどに合併することで基本合意し、3月31日に合併覚書を締結したと3日発表した。

 合併会社は新日鉄グループの環境ビジネスの中核企業をめざし、社名を「日鉄環境エンジニアリング」に改称。社長には正務宣彦・環境エンジニアリング社長が就く予定。本社は環境エンジニアリングの本社(東京都千代田区東神田1―9―8)に置く。

 合併にあたり環境エンジニアリングが存続会社、新日化環境エンジニアリングが消滅会社となる。合併比率など詳細については今後、両社間の協議で詰める方針。
 岡部(本社=東京都墨田区、大野要社長)は3日、3月31日付で、日鉄建材工業(本社=東京都江東区、小山巖社長)から露出型柱脚工法「Eベース工法」の営業権および工業所有権を取得する契約を締結したと発表した。  「Eベース工法」は、日鉄建材の鉄骨造建築物用露出型柱脚工法。角型鋼管柱(BCR295、STKR400)の150―400角に対応し、4本のアンカーボルトタイプで配筋施工性に優れ、日本建築センターの一般評定を取得している。"
 三星金属工業(本社=新潟県燕市、横山辰男社長)は2006年度における大型設備投資案件の一つとして、省エネおよび環境改善を図るため現在、加熱炉のエネルギー源として使用されている灯油を都市ガスに切り替えることを決めた。
 ステンレス流通大手の阪和工材(本社=大阪市淀川区野中北1―4―15、松尾武久社長)は、西日本地区の新たな鋼板加工拠点として、「阪和ステンレスセンター・吉川工場」(兵庫県三木市吉川町奥谷字山の谷275―1)を建設する。

 3月31日に着工、2007年4月をめどに本格稼働開始を予定。総工費は約23億円。ステンレス鋼専門の加工センターとして国内最大級の月間5000トン超の加工体制を構築し、品質・納期面のユーザー対応を一層強化する。