2006年05月02日(火)
 経済産業省がまとめた2006年度第1四半期(4―6月)特殊鋼熱間圧延鋼材生産計画の集計結果によると、生産量は530万5900トン(前期比3万2000トン、0・6%増、前年同期比13万6000トン、2・6%増)と増加する。同省が策定した需要見通しの504万7000トンより、25万9000トン、5・1%上回る。

 アジア市場で在庫調整が一巡、ステンレス市況の回復から輸出が前期よりも増加するため、粗鋼ベースでも7万トン弱前期比増となる。
 東京地区小棒電炉メーカー各社は、5月契約分から製品販売価格をトン当たり相次ぎ1000円値上げする。値上げは約1年半ぶりで、石油価格の高騰を背景とした電力料金、合金鉄、副資材価格などの上昇に対応したもの。

 ベース、細物小棒電炉メーカーは、春先からゼネコン各社に対し販価改善を要請してきた。5月の大型連休明けから適用する見通し。
 新日本製鉄など高炉大手5社の2006年度の設備投資計画(単独・工事ベース)合計は6134億円で05年度見込み比1762億円増、1・4倍の規模に拡大する。

 高炉改修がJFEスチール西日本製鉄所、新日鉄名古屋製鉄所などで続き、また自動車用途の溶融亜鉛めっき鋼板設備(CGL)の更新・新設、シームレス鋼管の生産能力増強など高級鋼化に向けた投資も相次ぐ。
 英資源大手のリオ・ティントとモンゴルの日系鉱物探査会社、アダマス・マイニング(小柳友志郎社長)はモンゴルで石炭炭鉱の合弁事業設立で合意したと発表した。モンゴル南西部のゴビ・アルタイ・アイマグ地区で原料炭を主目的に石炭開発に乗り出す。
 大同特殊鋼は、2006年度の設備投資額(連結、計画ベース)を前年度比8・1%減の238億円とする計画。前年度に大幅前倒ししたことから減ったが、減価償却費168億円を上回る規模。対象は継続工事の製鋼・圧延合理化や耐震対策など。