2006年05月15日(月)
 関東地区の細物小棒電炉メーカー、三興製鋼(神奈川県平塚市、鈴木一郎社長)と向山工場(埼玉県川口市、向山勝社長)は6月2日付で、細物小棒の共同販売会社「ウィンファースト(株)」(資本金7000万円、東京都中央区)を設立する。細物小棒の共販会社設立は初めて。

 販売提携により業務の効率化を図るとともに、将来的な市場規模の縮小などを視野に入れる。出資比率は各50%で、社長に向山悟・向山工場常務、同副社長に鈴木史郎・三興製鋼取締役が就任する。営業開始は7月18日。

 これにより、関東地区はベースサイズの共販会社「東京デーバー・スチール」(合同製鉄、東京鉄鋼が出資)と両軸がそろい、小棒マーケットの安定化に向けて加速する。
 関東鉄源協同組合(理事長=渡辺淳・丸和商事社長)が12日に行った6月積みの鉄スクラップ輸出入札(H2)は、平均落札価格が前月比575円高のFASトン2万6300円となった。落札数量は計2万2000トン。

 海外電炉メーカーの鉄スクラップ在庫が不足していることが影響し、日本玉への引き合いが強くなっている。同組合の平均落札価格は4カ月連続で計4965円上伸した。
 メタルワン(金田守司社長)および東洋物産(乙幡範社長)は12日、自動車分野などの部品製造・販売事業において両社グループ会社を含めた協業関係の構築に向けて検討を進めることで合意したと発表した。

 その第1弾として東洋物産は、メタルワン100%子会社のナイファスト・ハンガリーに人員を派遣済みで、東欧地域での相互出資についても検討を進めているという。

 両社は海外でファスナー類など金属製自動車部品の販売・物流事業を幅広く展開しており、東欧地域のみならず海外各地へと協業を広げていく可能性もありそうだ。
 鉄鋼商社大手の佐藤商事(本社=東京都中央区、村田和夫社長)は、北海道苫小牧市東部の臨空柏原団地内に特殊鋼加工工場を建設することを決めた。17日に都内で売却者の苫東(本社=北海道苫小牧市)の高橋了社長と正式調印する。早ければ6月に着工し、10月の操業をめざす。総投資額は3億円。
 日本金属工業は12日、2006年度から08年度までの「中期経営計画2008」を発表した。グループの衣浦製造所集約による一貫生産・加工体制を基盤に外部環境の変化に柔軟に対応可能な強固な企業グループ基盤の構築を基軸に据え、集約効果を発揮、収益力強化を図る。

 08年度には連結ベースで売上高1200億円(05年度比 10・7%増)、経常利益70億円(同52・2%増)、売上高経常利益率(ROS)5・8%(同1・5ポイント増)、単独で売上高1060億円(同11・3%増)、経常利益65億円(同58・5%増)、ROS6・1%(同1・8ポイント増)をめざす。

 コアシリーズ商品として省ニッケル鋼など独自鋼種開発を加速、同商品の売り上げ比を30%(現状25%)にアップ、精密圧延品の海外市場開拓や加工品など高付加価値品を強める。

 設備投資も3カ年で約100億円を実施。製造では衣浦での生産性とコスト競争力を高めるとともに、他社との連携も推進していく。