2006年05月24日(水)
 三菱商事の金属グループは2006年度、全社の連結純利益見通し3700億円の3分の1に相当するレベルをめざす。05年度は全社利益3500億円の39%弱を占める1358億円の純利益を確保したが、06年度も同レベルの利益キープを狙う。

 鉄鋼原料は石炭・鉄鉱石の事業投資を積極化、鉄鋼製品は連結事業会社メタルワンの収益基盤を強化、非鉄金属は事業収益を拡大する。06年度・07年度の2年間合計の事業投資規模は、金属資源・エネルギーで4000億円、鉄鋼製品・化学品で1000億円を計画している。
 住金物産(天谷雅俊社長)は23日、2006年度を初年度として08年度を最終年度とする連結中期経営計画を発表した。05年度までに減損処理を完了して06年度から新しいステージで強固な事業基盤を構築し、08年度には05年度実績より40億円増の100億円の連結当期純利益をめざす。

 鉄鋼カンパニーでは、鋼板加工拠点の増強、鋼管の自動車部品分野拡充、建材の住宅分野拡充を強化ポイントに掲げている。
 中国鋼鉄は来年にも、高雄製鉄所内のビレット工場の大改造に着手する方針。ビレット工場の転炉、ビレット連続鋳造機(CC)、ブルームCCそれぞれの能力を引き上げるもの。

 次工程の線材・棒製品の生産を増やすとともに、ビレットやブルームの表面品質を良くし、最終製品の高級化を進めるのが狙い。改造後は棒線の生産については年間200万トンと現状比約20万トン増を予定している。
 丸一鋼管は6月1日出荷分から、足場・バタ角を含むめっき鋼管の全製品をトン当たり1万円値上げする、と22日発表した。ドブ漬けめっき製品についてはさらなる値上げを検討している。
 関係筋によると、中国の宝山鋼鉄は23日、7―9月積みの国内販売価格を一般熱延鋼板でトン300元値上げした。

 板厚3ミリ、幅1メートルのベース価格は税抜きで3942元(490ドル、5万4800円)になる。高級熱延は400元値上げしたほか、めっき鋼板に亜鉛エキストラを導入するなど薄板を値上げした。

 市況の回復を受けて、4月以降の上げ幅は熱延で950元に達した。中国の指標価格上昇は今後日本を含めた周辺国メーカーの価格政策に波及しそうだ。