2006年06月19日(月)
 伊藤忠丸紅鉄鋼は16日、2006年度を初年度として08年度を最終年度とする3カ年の第2次中期経営計画を発表した。「定量より定性・戦略に重点」(米澤常克社長)を置いた計画で、3年間で500億―1000億円(既存設備の増強は除く)の経営資源を投入し、北米・中国など重要地域や、自動車・エネルギーなど重点分野で営業を強化。

 05年度で1・6%=1600万トン(見掛け消費10億トン)だった世界販売シェアを08年度には2・0%=2200万トン(同11億トン)に引き上げ、05年度で1兆6975億円だった連結売上高は2兆円とする。
 日新製鋼は建材用亜鉛めっき鋼板を7月出荷分から値上げする方針を固め、販売先との交渉に入った。原料の亜鉛価格が高騰しているためで、一般建材向け厚物でトン1万円、屋根・壁材などに使用する薄物で2万円以上、引き上げる。またニッケル高からニッケル系ステンレス鋼板の値上げにも取り組む。
 日本造船工業会(法人会員20社)はこのほど、会員企業を対象とする2005年度の造船・海洋構造物用鋼材の消費実績および06年度の消費見込みをまとめた。

 それによると、高水準にある新造船建造量を反映して、05年度の鋼材消費量は417万トン(普通鋼411万8300トン、特殊鋼5万1400トン)となり前年比16・4%増加。06年度は05年比で若干の減少を見込むものの、2年連続の400万トン超えとなる約410万トン(普通鋼404万2000トン、特殊鋼5万4300トン)を予想した。
 JFEスチールは鉄骨用厚板の7―9月生産を前期比20%程度増やす方針だ。鉄骨用厚板は昨年後半から今春にかけて需要が低迷、4―6月の国内向け受注は21―22万トンに止まっていた。7―9月の国内需要(店売りを除く)は26万トン程度と予想する。
 鉄、非鉄、雑品スクラップを扱う専業商社、泰和商事(本社=東京都中央区、中上鉄男社長)は、中国江蘇省の大豊市に金属リサイクル工場を建設している。投資額は約3000万米ドル(約34億円)。鉄、非鉄、雑品スクラップを加工、販売するほか、アルミなどの二次合金を製造する。

 第1期工事は本年9月に完了する予定で、第3期工事が終了する2008年9月には中国最大規模の金属リサイクル工場が完成する。フル操業時の同工場の売上高は約180億円を見込んでいる。