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2006年07月10日(月)
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ステンレスメーカー、ニッケル高騰で販価転嫁が必至
・ POSCO、高級鋼年産40万トン拡大
・ 神戸製鋼 鉄粉事業、アジア向け輸出強化
・ 根津鋼材、大型レベラー前面更新
・ 05年厚板需要、造船比率30%目前
・ POSCO、高級鋼年産40万トン拡大
・ 神戸製鋼 鉄粉事業、アジア向け輸出強化
・ 根津鋼材、大型レベラー前面更新
・ 05年厚板需要、造船比率30%目前
ステンレス副原料となるニッケル価格が再び騰勢を増しており、国内ステンレスメーカーはコストアップにより、更なる販売価格への転嫁が必至の情勢となっている。
6日現在、史上最高値となるポンド11ドル台が目前。流通は年初からのメーカー値上げを受けて、3月ごろから販価値上げを実施してきたが、全てを吸収しきれていないのが現状。今月初めにニッケル系薄板価格をトン2万円前後引き上げ、実勢価格は33万―34万円。今後もメーカー値上げによる販価引き上げが流通にとって最大の焦点となりそうだ。
6日現在、史上最高値となるポンド11ドル台が目前。流通は年初からのメーカー値上げを受けて、3月ごろから販価値上げを実施してきたが、全てを吸収しきれていないのが現状。今月初めにニッケル系薄板価格をトン2万円前後引き上げ、実勢価格は33万―34万円。今後もメーカー値上げによる販価引き上げが流通にとって最大の焦点となりそうだ。
韓国のPOSCOは7日、浦項製鉄所の第2熱延ミルの更新で高級熱延製品の年産能力が40万トン拡大したと発表した。第2熱延ミルの年産能力は従来の450万トンから490万トンに拡大。
高強度の鋼板製造が可能になり、ステンレス鋼、米国石油協会(API)規格材などを含めた高級鋼の生産力が質、量両面で上がる。高付加価値鋼材に比重を移すことで、中国の汎用品と差別化し、技術と品質で勝負する方針だ。
高強度の鋼板製造が可能になり、ステンレス鋼、米国石油協会(API)規格材などを含めた高級鋼の生産力が質、量両面で上がる。高付加価値鋼材に比重を移すことで、中国の汎用品と差別化し、技術と品質で勝負する方針だ。
神戸製鋼所は鉄粉事業で、2006―08年度グループ中期経営計画に沿ってグローバル展開、新規商品開発を強化する。中国輸出で今期から自動車用焼結部品向けに製品供給を本格化、自動車を中心に高級鉄粉市場を開拓。上海にはこのほど提携で流通基地を開設、販売・サービス機能を高める。
生産面ではフル操業の続く、国内拠点の高砂製作所(兵庫県)で月間6000トン能力を10%増の6500トンとし、北米拠点のコベルコ・メタル・パウダー・オブ・アメリカ(KOMPA、インディアナ州)から余力を活用、約1500トンを輸入、補完体制を敷く。増強分500トンのうち50%を中国に振り向け、対中輸出を1000トン規模に引上げる。
新規商品開発では磁性鉄粉「マグメル」の開発を終了、ハイブリッド車に照準を合わせ、09年度以降の次期中計での展開も想定し、新規商品を拡大する。
生産面ではフル操業の続く、国内拠点の高砂製作所(兵庫県)で月間6000トン能力を10%増の6500トンとし、北米拠点のコベルコ・メタル・パウダー・オブ・アメリカ(KOMPA、インディアナ州)から余力を活用、約1500トンを輸入、補完体制を敷く。増強分500トンのうち50%を中国に振り向け、対中輸出を1000トン規模に引上げる。
新規商品開発では磁性鉄粉「マグメル」の開発を終了、ハイブリッド車に照準を合わせ、09年度以降の次期中計での展開も想定し、新規商品を拡大する。
根津鋼材(本社=東京都荒川区東日暮里、根津博俊社長)は8月をめどに須賀川事業所(福島県須賀川市)の大型レベラーラインを全面更新する。老朽化対応を目的としたものだが、加工板厚を従来の2・3ミリから3・2ミリにまで広げ、機能拡充も図る。投資額は約2億5000万円(建屋の拡張分も含む)。
国内の全厚板需要に占める造船向けの比率が2005年は大きく伸びた。日本鉄鋼連盟によると、05暦年の国内厚板生産は前年比7・5%増の1196万トン。一方で日本造船工業会の調べでは、05年度の造船用厚中板の消費量は前年度比17・1%増の350万トンだった。
これにより05年の国内の厚板生産に対する造船用厚中板消費量の比率は前年の26・8%から29・2%にまで上昇。過去数年、この比率は02年が27・4%、03年が26・5%と概ね27%前後で推移してきたが、05年は30%超え目前の水準にまで跳ね上がった。
これにより05年の国内の厚板生産に対する造船用厚中板消費量の比率は前年の26・8%から29・2%にまで上昇。過去数年、この比率は02年が27・4%、03年が26・5%と概ね27%前後で推移してきたが、05年は30%超え目前の水準にまで跳ね上がった。