2006年07月13日(木)
 韓国の主力鉄鋼メーカーは、国内造船の建造体制の増強に対応して厚板設備の能力アップと新設の動きが本格化している。POSCOは、2009年までに110万トンの能力アップに乗り出す。現代製鉄は11年までに唐津地区の新設製鉄所に200万トンの厚板ラインを導入する。東国製鋼も新たに150万トンの新ミル計画を検討している。

 こうした中で年間100万トン強の造船厚板を日本から輸入している大手造船は、宝山鋼鉄などの中国大手鉄鋼メーカーから70万トンの厚板を輸入する協定を締結し、国内ミルの供給体制が整うまで輸入ソースの分散を図る。
 岡谷鋼機は12日、ポーランド共和国に液晶テレビ用の金属プレス部品を製造する子会社を9月中旬に設立すると発表した。

 新会社は、取引先のシャープが欧州市場向けの薄型液晶テレビの生産拠点をポーランドに新設することから、グループ会社の東海プレス工業の技術、ノウハウを活用し、金属プレス加工事業拡大の一環として設立する。社名はポーランド・トーカイ・オカヤ・マニュファクチュアリング社。所在地はポモルスカ県トルン市(ワルシャワ市の西北西200`b)。

 資本金は4億円で、出資比率が岡谷鋼機78%、東海プレス工業20%、ヨーロッパ岡谷鋼機2%。社長には仲宗根秀樹氏(現名古屋本店鉄鋼第一部室長)が就く。そして15億円(土地含む)を投じて、新工場を2007年7月に立ち上げる計画。人員は110人予定。売り上げ目標は08年12月期で60億円に置いている。"
 日新製鋼は11日、ニッケル系冷延ステンレス鋼板の店売り価格を発表し、9―10月出荷分(7―8月契約)から現行価格比トン4万円値上げする。原料連動方式に基づき、2―4月と4―6月のLMEニッケル平均価格差(上昇分)を製品価格に反映する。これにより3月契約からの値上げ幅は7万5000円となる。

 ひも付きは2万―3万円の値上げを実施、浸透した。第2段階として、8月分から再度2万―3万円値上げする方針。4月分からはトータルで最大6万円の値上げとなる。国内の需給環境は引き締まりつつあるが、周南製鋼所の冷延の減産は継続する。
 藤田金屬(本社=新潟市八千代、今井幹文社長)は、精密切断など多様なユーザーニーズの変化に即応する一環として本年2月に県央レーザーセンター(燕市南)に独・トルンプ社製の6`hレーザー機を導入し、現在、24時間操業も視野に入れながら本格稼働を行っている。
 シーヤリング工場(本社=大阪府堺市、細川能夫社長)は今年10月をめどに、本社工場内の建材工場に多本トーチのNCガス熔断設備1基を導入する。今年秋以降、橋梁部材の合成床版(パワースラブ)向けの切板の注文が増加する方向で、これに対応するのが狙い。導入後、合成床版向けの加工については月間400トンをめざしていく方針。