2006年07月26日(水)
 伊藤忠商事の金属・エネルギーカンパニーは2010年度、年間600億―700億円の事業投資による収益とトレード収益を両輪に据え、ポートフォリオの組み換えや資産の入れ替えを念頭に置きながら、総資産を積み増したい考えだ。高い資産効率をキープし、連結純利益を05年度比で38%拡大して800億円への引き上げを図る。
 ロシアの経済発展貿易省は現地時間21日、ロシア連邦政府に大径管セーフガード(SG、緊急輸入制限)措置に関する調査報告を提出したことを公表した。調査報告では3年間にわたってロシアに輸入される大径管に対し、8%の特別関税を賦課することを結論づけたとし、SG措置が発動されれば、2006年から08年の3カ年、関税がかけられる見通しだ。

 ロ連邦政府への調査報告提出は現地時間14日で、これを受けて今後、ロ連邦政府のフラトコフ首相がSG発動の是非を判断することになる。ロ連邦法によると調査報告から14日以内に連邦政府の判断が下されることになっており、早ければ今月28日までに決定される可能性もある。
 有力コイルセンターのエヌティスチール(千葉県浦安市鉄鋼通り、日塔寛社長)は生産効率化への取り組みを強めている。これまでに主力のジャンボスリッターラインの制御盤の更新、大型レベラーのギアーボックス更新などの設備改造を行ったほか、母材コイル管理のための場所管理システムの構築を進めており、10月をめどにスリッター工場で運用を開始する計画だ。
 住商鋼板加工(本社=大阪市此花区、濱岡敬社長)は滋賀工場(滋賀県甲賀市)の工場棟の増築、設備の増強を進めているが、建屋はこのほど、ほぼ完成した。

 現在、設備導入のための基礎工事を行っており、8月には大型レベラーとTWB設備などを据え付け、同月末にはすべての作業を完了させ、9月から増強設備の稼働に入る予定。

 今回の投資は滋賀地区の自動車向けの薄板需要への対応強化が狙い。今後、同工場の薄板加工については月間7000トン程度まで引き上げる。
 阪和興業(北修爾社長)の中国・華南の新コイルセンター「阪和鋼板加工(東莞)有限公司、略称HSSD」が完成した。25日には北修爾社長や建設工事、導入設備関係者らが参加して現地で起動式を行った。

 場所は広東省東莞市茶山鎮の茶山工業園内で、敷地面積は約6万6000平方メートル、建屋面積は約1万6000平方メートル。新工場の月産加工能力は6000トンで、主要設備は大型スリッター1基、ミニレベラー2基、ダウンシャー1基。資本金は600万USドル。