2006年08月21日(月)
 総合商社・金属部門の機能分社、メーカー商社など鉄鋼主力商社7社は、3カ年の中期経営計画で投資をほぼ2倍に増やす。中期計画策定前の3年間の投資は7社合計で1019億円の実績だったが、新しい中期計画では合計で2000億円前後(1860億―2360億円)を投資する。好調な鉄鋼需要に支えられ、海外の加工拠点などのツールを拡充して、拡販につなげる構えだ。
 阪和興業は18日、2006年7月末の輸入材岸壁在庫を明らかにした。それによると、7月末在庫は全体で22万2000トンと前月比3万4000トン、13・2%減。在庫が減少に転じたのは2カ月ぶりのこと。また、前年同月対比では17万2000トン、43・5%の大幅な減少で、ここ2年間で見ても最低に近い在庫水準となった。減少要因は新規入着が大幅に減少しているため。

 地区別の状況は大阪地区については在庫が全体で16万1000トンと前月比2万2000トン、12%減。品種別の在庫状況は厚板が2万3000トンと同7000トン、23・3%減、熱延コイルが4万トンと同3000トン、6・9%減、冷延コイルが9万8000トンと同1万2000トン、10・9%減。
 特殊鋼流通の大手、ウメトク(本社=大阪市北区茶屋町3―7、福嶋正彦社長)は、中国で上海に次ぐ熱処理加工工場を天津市に開設する。同社100%出資の新会社「梅田特殊鋼模具(天津)有限公司」を設立し、工場建設を進めており、11月初旬をめどに開所式を行う予定。処理能力は月間20―30トンで、日系の自動車業界や電気機械業界向けを主体に工具鋼を加工、販売する。
 横ばい状態が続いていた関東電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格が、小幅で下落し始めている。先週から一部のメーカーが購入価格の値下げを実施した。メーカー各社の夏季減産や東京湾岸の輸出価格の下落が背景にある。メーカー各社の減産は9月まで続くため、この先、関東圏に炉前価格の値下げが浸透する可能性も考えられる。
 家電リサイクル企業の関西リサイクルシステムズ(大阪府枚方市、米田久仁社長)は、2011年のアナログ放送終了によるテレビの買い替え増加を見据え、三重県伊賀市にテレビのリサイクル処理を中心とした新工場(敷地面積約7200平方メートル)を建設する。第1工場に次ぐ家電リサイクルの拠点として今月中に建設を開始し、今年12月の稼働を予定している。投資額は約10億円。