2006年09月21日(木)
 宮崎精鋼(本社=名古屋市中川区丸米町1―1、宮崎薫社長)はこのほど、2009年5月期を最終年度とする3カ年の新中期経営計画(COO計画PARTU)を策定した。

 「モノづくりの原点に戻り、技術開発力を土台にした『宮崎ブランド』の確立を図り、最強の競争力を持った日本一の棒線二次加工メーカーめざす」(宮崎社長)長期ビジョンのもとに、知多工場・十四山工場のリフレッシュ、スラグ部門の拡大などを推進するもので、最終年度の連結売上高320億円、連結経常利益15億円を目標とする。
 日本鉄鋼連盟が20日発表した8月の全国粗鋼生産量は前年同月比4・1%増の961万トンと3カ月連続で前年実績を上回った。8月としては74年、73年に次ぐ、過去3番目の高水準。自動車、造船など国内製造業向けが好調で、建築関係も堅調に推移、輸出も上向いていることから高い生産水準となった。

 炉別生産は転炉鋼が前年同月比2・9%増の733万トン、電炉鋼が同8・1%増の228万トンで、転炉鋼は3カ月連続、電炉鋼は9カ月連続の前年比増。

 鋼種別では普通鋼が同4・3%増の752万トン、特殊鋼が同3・4%増の208万トン。
 エア・ウォーター(本社=大阪市、美坂佳助社長)は、電炉向けの酸素吹き込み超音速ジェットバーナーシステム(コージェット・ガスインジェクションシステム)を電炉メーカー3社に納入、本格稼働を開始した。溶解時間の短縮や電炉原単位の削減などに効果があり、当面は年間5基以上の販売をめざす。

 同社はコージェットシステムを開発した米国の大手工業ガスメーカー・プラックスエア社と2004年12月に、同システムの日本市場における販売代理店契約を締結、受注に努めてきた。今回システムを納入した先は日本製鋼所・室蘭、関東スチール、大阪製鉄・堺の3工場で、すでに本格操業を開始しているところもある。
 細物小棒電炉メーカーの関東スチール(勝部敬一社長)は、8月に設置したコージェットシステムが順調に稼働している。炉前作業の安全、効率化を図ったもので総投資額は約1億円。米国プラックスエア社製(施工はエア・ウォーター)で、8月31日から本格稼働している。スムーズな立ち上がりとともに、炉前作業の安全化を実現した。さらに自動測温・サンプリング設備導入も視野に入れ、省力化無人化を進める。
 関包スチール(本社=大阪市西区、谷本隆広社長)は福岡県粕屋郡久山町に福岡新工場(新久山工場)を建設していたが、このほど完成、きょう21日現地で竣工式を行う。稼働は今月22日から予定している。

 新工場の建設は現福岡工場が手狭となっており、これを解消し、コイルセンター機能を強化するのが狙い。福岡新工場の加工設備は大型スリッター1基、大型レベラー1基、ミニレベラー1基、シャーリングで、加工能力は月間6000トン。九州地域の薄板需要にきめ細かく対応していく方針。

 現福岡工場は建材製品の生産工場として特化させ、中期的にはフォーミング設備を増設し、建材製品の生産・販売量も現状比倍の月間2000トンをめざす。