2007年01月25日(木)
 インドの粗鋼生産は近い将来、1億トンを超える見込みだ。日本鉄鋼連盟の見通しによると2007年の国内粗鋼は前年比5%増の4420万トン。08年には2つの高炉が立ち上がり、10年以降には国営SAILや民間最大手タタ製鉄ら国内企業に加え、アルセロール・ミッタルとPOSCOも高炉を立ち上げる。

 新規の製鉄所建設計画の合算能力は1億3000万トン近くにのぼり、実現すれば中国に次ぎ世界第2位の鉄鋼生産国となる。
 独鉄鋼大手のティッセンクルップは23日、米国に熱延以下の工程を新設する計画を速やかに進める方針を発表した。蘭ミッタル・スチールに対する提訴が却下され、加ドファスコ買収が困難になったためだ。

 米国に450万トンの熱延ミル、冷延ミル、溶融亜鉛めっきラインからなる工場を新設し、北米で高級鋼のシェア5%確保に向けて独自の供給体制を築き、最大の自動車市場に参入する。
 新日本製鉄は全国を対象に店売り向けH形鋼の1月契約2月積みの引受量を前月比20―30%削減した。

 ときわ会全国在庫は9カ月連続で減少し、12月末時点で25万6000トンまで低下。在庫量が適正域に入ったにもかかわらず、地域によっては高炉メーカー各社が昨秋、値上げしたトン当たり2000円を転嫁できていないなど、市況に伸び悩みがみられた。引受量を全国的に見直し、需給環境を整備する狙い。
 JFEスチールの鋼管セクター(セクター長=笹田幹雄・常務執行役員、知多製造所長)は、2006年度のセクター売上高に対するオンリーワン・ナンバーワン商品比率が約45%となる見通しで、前年度比5%増と伸長著しく、現行中期計画(06―08年度)で掲げる目標(50%以上)に向けて順調に進んでいる。
 淀川製鋼所は24日、グレーチング製品の販売価格を2月21日出荷分から、現行価格比で一律約20%引き上げると発表した。主原料である平鋼やめっきに使う亜鉛の値上がりによるもので、値上げ幅は製品により異なるがトン当たり4万5000―5万円となる見通し。