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2007年02月01日(木)
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日亜鋼業と住電工、鋼線3社統合で最終合意
・ 新日鉄と住金が経常増益 高炉4社
・ 新日鉄、コンテナ用ホットコイルを大幅値上げ
・ 鞍山鋼鉄、対日熱延コイル値上げ
・ 総合商社・金属部門 純利益5社とも増
・ 新日鉄と住金が経常増益 高炉4社
・ 新日鉄、コンテナ用ホットコイルを大幅値上げ
・ 鞍山鋼鉄、対日熱延コイル値上げ
・ 総合商社・金属部門 純利益5社とも増
日亜鋼業と住友電気工業は31日、興国鋼線索、関東鋼線、メタックスの鋼線3社の事業統合について最終合意したと発表した。予定通り本年4月1日付で合併、新会社の社名はジェイ―ワイテックス(J―WITEX)に決定した。社長には新日本製鉄出身で日亜鋼業顧問の大庭哲哉氏(64)が就任する。2006年9月、事業統合に基本合意していた。
JFEホールディングス、住友金属工業、神戸製鋼所が31日、2006年4―12月期の連結業績を発表、前日発表した新日本製鉄をあわせ大手高炉4社が出そろい、経常利益ベースで新日鉄、住金の2社が前年同期を上回った。
高級鋼を中心とした製造業向け鋼材需要増を背景に販売数量、価格ともに好転した。昨年から3、9月の業績見通し発表を取りやめた住金は今回、07年3月期通期の業績見通しを見直し、連結経常利益予想を前回予想と同じ3000億円、純利益を100億円上乗せの2000億円とした。
経常利益は前期の過去最高益を上回る。その他3社は見直しを行っていないが、新日鉄は連結経常利益で前期の過去最高益を更新する可能性が高く、JFE、神鋼も前期最高益に迫る。
高級鋼を中心とした製造業向け鋼材需要増を背景に販売数量、価格ともに好転した。昨年から3、9月の業績見通し発表を取りやめた住金は今回、07年3月期通期の業績見通しを見直し、連結経常利益予想を前回予想と同じ3000億円、純利益を100億円上乗せの2000億円とした。
経常利益は前期の過去最高益を上回る。その他3社は見直しを行っていないが、新日鉄は連結経常利益で前期の過去最高益を更新する可能性が高く、JFE、神鋼も前期最高益に迫る。
新日本製鉄は来週から始まる中国向けの4―6月積みコンテナ用ホットコイル商談で、前期比100ドル程度の大幅値上げを打ち出す見通しだ。値上げが浸透すれば、特殊鋼エキストラ込みでFOB650ドル程度になる模様。
鞍山鋼鉄は日本向けの4月積み(3月ロール)の熱延コイルの価格をトン当たり3500円引き上げる、と取扱業者に通達した。
三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅、伊藤忠商事の大手総合商社5社・金属部門の第3四半期連結業績は、売上高が前年同期比17・6%増、純利益が同49・9%増と大幅な増収増益になった。引き続き金属資源などが好調に推移しており、全社利益の34・6%を金属部門の利益で確保している。