2007年02月05日(月)
 日新製鋼・周南製鋼所(所長=宮楠克久執行役員)は、ステンレスの戦略品種「DNA―SUS」の供給能力増強に向けた施策を加速する。

 まず高純度フェライト系ステンレス鋼板の生産能力を25%増の年間18万トンに引き上げる。熱間圧延工程を担う同社・呉製鉄所と合わせて搬送設備関連で15億円規模の投資を進めており、本年3月内に全工事を完了する。続いて2008年度上期の完工予定で製鋼設備への20億円強の投資を実施。製造難度が高い戦略鋼種の増産による生産効率低下をカバーし、「DNA―SUS」比率の35%への引き上げに向け供給体制を整える。
 日本鉄鋼連盟が2日発表した2006年の全鉄鋼の輸出量は3518万5000トンと前年比7・9%増加した。2年ぶりの増加で過去4番目の高水準に達した。ドル建て金額は8・1%増の320億1828万ドルと初の300億ドルに達し、4年連続で過去最高を更新した。

 円建て金額は3兆7213億円と過去3番目の水準。普通鋼鋼材輸出は2434万2000トンと5・7%増加し、特殊鋼は532万6000トンと16・1%増えた。
 JFEスチールが進めていた1―3月積みの無方向性電磁鋼板の輸出交渉が、前期比20―30ドルの値上げで決着した。対象はアジア地域のモーター業者やコイルセンター向けなどで、C&F650―680ドルになった模様。
 日新製鋼が2日発表した2006年4―12月期の連結業績は経常利益が前年同期比22・9%減の406億円だった。鋼材需要は好調ながら、亜鉛、ニッケルなど原料の価格高騰分を販売価格に十分転嫁しきれず、減益となった。ただ、昨年10月に発表した通期の予想経常利益(470億円)に対する達成率は86%で、予想より10%程度上振れしている。
 経済産業省はこのほどクリーン開発メカニズム(CDM)、共同実施(JI)事業として、丸紅がウクライナで行う「ウクライナ炭鉱メタン回収・発電利用プロジェクト」のほか、三菱UFJ証券の「PTナビガト・オーガニック・エナジー・インドネシアによるインドネシア、バリにおける包括的な廃棄物管理(GALFAD)プロジェクト」、三井物産の「中国・甘粛迭部尼傲加12・9MW水力発電プロジェクト」の3プロジェクトを承認した。