2007年02月06日(火)
 大同特殊鋼(小澤正俊社長)は、粉末合金の売り上げが年率20%以上の急拡大を続け、「08中期経営計画」の目標を初年度の2006年度に2年前倒しでほぼ達成する見通しである。このため第2粉末工場建設を視野に入れ、量産技術を確立した高性能軟磁性粉末などの新商品のマーケット創出や新技術開発を加速させる。
 日鉄住金溶接工業(平尾隆社長)は5日、約14億円を投じて溶接材料主力製品のフラックス入りワイヤ(FCW)の生産能力を約30%増強、年間約5万トンに拡大する。

 造船向けをはじめとする需要業界の活況から、現状の設備能力では十分対応しきれないためで、習志野工場(千葉県習志野市)のFCW(シームレスタイプ)生産ラインを1ライン増設し、2ラインとする。

 同規模の大型投資は旧日鉄溶接工業時代の1998年に習志野にFCW(シームレスタイプ)ラインを新設して以来、9年ぶり。来年2月の完成をめどとするが、おう盛な需要を踏まえ極力前倒しで完成・稼働をめざす。
 普通鋼電炉工業会の猪熊研二会長(合同製鉄社長)は5日、定例の記者会見を開き「小棒市況は顧客の抵抗はあるが順調に上がっている。

 また、鉄スクラップ価格は関東が関西より5000円ほど割安だが、合同製鉄船橋製造所の圧延ライン更新工事による炉休に加え、鉄スクラップの輸出配船が停滞しているため。実力からみて中心値は3万2000―3万3000円」とし、原料高を踏まえた販価改善を促した。
 米政府が中国を世界貿易機関(WTO)協定違反として紛争処理パネルに提訴したのを受けて、米鉄鋼業界は歓迎する声明を出した。

 米国鉄鋼協会(AISI)は、補助金相殺関税が次のステップとして米国内法での提訴を示唆している。中国の輸出急増を受けた通商摩擦の懸念が現実化し、鋼材の国際物流の流れに影響しそうだ。
 メタルワン鉄鋼製品販売(MOS、本社=大阪市西区、山根洋一社長)は、グループ横断プロジェクトの推進、ファスナーのグローバル展開対応、メタルワン加工事業会社や取引先製品の取り扱い強化などを柱に、本年12月期売上高881億円、経常利益8億5700万円をめざす。人材育成面でも新たな制度を取り入れ、グループ活動から全社レベルの発展、成長に結びつく人材開発や企業風土の構築に取り組む。

 MOSはメタルワン100%出資の鉄鋼二三次製品流通で、主な取り扱い製品は線材製品・ファスナー・特殊鋼ステンレス・加工製品。拠点は東京支社、名古屋支店、東北支店、静岡営業所、広島営業所など。本年度の方向性、数値目標について、先週3日に開催した社員総会で明らかにした。"