2007年02月09日(金)
 鉄鋼原料専門商社の丸紅テツゲン(垣見泰雄社長)は、2007年度の鉄スクラップ取扱量を06年度比12%増の約280万トンをめざす。そのなかで、国内向け10万トン、輸出20万トンの増量を図る。

 鉄スクラップ単価の上昇と国内の鉄鋼景気の伸びにより、同社の07年3月期の売上高は前期比54%増の約1200億円と81年の会社設立以来最高の水準になる見込み。
 異形棒鋼の輸出価格が急騰している。米国向けの4月積み新規輸出商談が成約し、3月積み比8000円(15・4%)高のFOBトン6万円に値上がりした。数量は8000トン。

 米国の住宅および公共需要が堅調に推移していることに加え、昨年末から為替が円安に振れたことが要因。

 東京地区の小棒電炉メーカー各社は1月契約分から、異形棒鋼の販価をベースサイズ(異形19ミリ)で6万2000円としているが、国際価格を踏まえた価格設定の必要性が高まりそうだ。
 独鉄鋼大手のティッセンクルップは7日、米南部の新工場の立地をアラバマとルイジアナ州に絞り込んだと発表した。23億ユーロ(3580億円)を投じて熱延ミル、冷延ミル、溶融亜鉛めっきライン、ステンレス製鋼工場、冷延ミルを新設する。

 自動車など高級普通鋼材の巨大市場の北米に参入し、ステンレスは製鋼段階から踏み込み、米国の成長機会を捉える。欧州中心の事業を北米に広げ、新たな成長軌道に乗せる戦略の一環だ。
 韓国のPOSCOはステンレス鋼板について、熱延品は2月出荷分から輸出向け数量を前月比7―8割カットした。冷延品は3月出荷分に実施、日本のステンレス鋼板輸入量は大幅に減少する見込み。「オーバーブッキング量を整理するため」としている。
 各種表面処理鋼板のレベラー加工やロールフォーミング加工を行う明治鋼業(本社=東京都千代田区岩本町、井上憲二社長)は、自社製品のデッキプレート(MA75デッキ、V50デッキ)を使った鉄骨造の新しい屋根工法「耐火デッキプレート下地乾式断熱防水工法」の拡販を進めている。

 従来、コンクリートスラブの上に防水していた工法を改良し、デッキ下地の上に直接に断熱材、防水層を施した工法となるもので、床材としての使用の多いデッキプレートの適用分野拡大に向けた試みだ。