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2007年02月14日(水)
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中国 07年も設備増強相次ぐ
・ NSSC、店売り冷薄値上げ
・ JFEスチール、配管用めっき鋼管 値上げ
・ 高炉、対韓リローラー商談 30ドル上げ530ドル提示へ
・ 関東・鉄スクラップ 炉前価格1000円上昇
・ NSSC、店売り冷薄値上げ
・ JFEスチール、配管用めっき鋼管 値上げ
・ 高炉、対韓リローラー商談 30ドル上げ530ドル提示へ
・ 関東・鉄スクラップ 炉前価格1000円上昇
中国の鉄鋼生産新設備の立ち上げが2007年も進む見通しだ。日本鉄鋼連盟のまとめによると、時期や規模が分かっている計画だけで、高炉は07年稼働の能力が2055万トンに達する。熱延ミルは3282万トン、厚板は1390万トンが稼働する。一方で老朽設備の廃棄も進むため、純増にはならないと見られる。
ただ、内需を上回る増強で既に余剰能力を持ち、世界一の輸出国となって通商摩擦を引き起こしており、閉鎖面のプロセスが遅れれば、供給過剰を強める懸念もある。
ただ、内需を上回る増強で既に余剰能力を持ち、世界一の輸出国となって通商摩擦を引き起こしており、閉鎖面のプロセスが遅れれば、供給過剰を強める懸念もある。
新日鉄住金ステンレス(NSSC)は13日、国内店売り向け冷延薄板カットエッジコイルの2月契約価格について、ニッケル系はトン3万円値上げすると発表した。
原料のニッケル価格が高騰しているため販売価格に転嫁する。クロム系はベース価格を改定し1万円値上げする。前回ベース価格を引き上げたニッケル系厚中板は、アロイ部分で薄板同様3万円の値上げ。
これによりニッケル系の板厚2・0ミリ以下の販価は57万5000円、同2・0ミリ超は58万5000円、クロム系は20万5000円となる。ニッケル系は14カ月連続の値上げ。クロム系は昨年8月以来、4回目のベース値上げ。
原料のニッケル価格が高騰しているため販売価格に転嫁する。クロム系はベース価格を改定し1万円値上げする。前回ベース価格を引き上げたニッケル系厚中板は、アロイ部分で薄板同様3万円の値上げ。
これによりニッケル系の板厚2・0ミリ以下の販価は57万5000円、同2・0ミリ超は58万5000円、クロム系は20万5000円となる。ニッケル系は14カ月連続の値上げ。クロム系は昨年8月以来、4回目のベース値上げ。
JFEスチールは13日、亜鉛価格の高騰による急激な収益悪化に対応するため、2007年3月契約分(4月ロール、5月出荷)から、配管用めっき鋼管を値上げすると発表した。
値上げ幅は現行価格比で、シングルめっき品が10%、ダブルめっき品は15%で、店売りが対象。ひも付きは別途個別交渉する。同社による配管用めっき鋼管の値上げは、06年7月契約分以来となる。
値上げ幅は現行価格比で、シングルめっき品が10%、ダブルめっき品は15%で、店売りが対象。ひも付きは別途個別交渉する。同社による配管用めっき鋼管の値上げは、06年7月契約分以来となる。
日本の高炉メーカと現代ハイスコなど韓国大手リローラーメーカーとの4―6月積みホットコイル商談がスタートした。現状では具体的な数量・価格提示は行っていないようだが、日本メーカーの一部は今週にも前期(1―3月積み)比30ドル値上げのFOB530ドルをオファーする方針を固めた。
関東地区の鉄スクラップ炉前価格が前週比で約1000円上昇した。直近の価格はH2でトン3万―3万1000円前後。先月、地場メーカー各社の鉄スクラップ入荷が好調なため、炉前価格は約3000円値下がった。
ただ、今週からは停滞していた船積みも増加するとされている。さらに、新規の輸出成約価格は底堅く推移している。このため、目先の地区相場は強含みで推移していく公算が大きい。
ただ、今週からは停滞していた船積みも増加するとされている。さらに、新規の輸出成約価格は底堅く推移している。このため、目先の地区相場は強含みで推移していく公算が大きい。