2007年03月14日(水)
 関東鉄源協同組合(理事長=渡辺淳・丸和商事社長)が13日に実施した4月積み鉄スクラップ輸出入札(H2)の平均落札価格が、前回比3047円高のトン3万5995円(FAS)となり、組合設立以来の最高値となった。海外市況の高騰や、韓国向けの輸出成約価格が上伸していることが背景として挙げられる。この結果は、目先の関東地区相場に大きな影響を与えることは確かだろう。

 今回の鉄スクラップ輸出入札(H2)は、平均落札価格が前月比3047円高のFASトン3万5995円で、合計落札数量は2万トン。過去最高値だった先月契約のFASトン3万2948円を3000円以上上回った。
 新日本製鉄が13日発表した、2月末のときわ会H形鋼全国在庫は前月比1・3%増の27万トンで2カ月連続増加した。在庫率は2・06カ月。季節的要因から出庫が伸び悩み、在庫が増加した。新日鉄は需給整備のため、3月契約でも申し込みに対し20%程度の引き受け削減を継続する。
 新日本製鉄は13日、原料高によるコストアップと国内外の市況が強基調であることなどから、店売り向けH形鋼の販売価格を3月契約分からトン当たり3000円(4%程度)値上げすると発表した。価格改定は昨年9月契約でトン当たり2000円値上げして以来。ひも付き価格も同幅で値上げする。
 鉄鋼・自動車・半導体産業などを主力ユーザーにする機械商社のリックスは13日、2007年3月期の連結売上高が前期比7%増の330億円、連結営業利益が同16%増の15億6000万円になることを明らかにした。

 10年度を最終年度とする5カ年の中長期経営ビジョンでは、売上高を05年度比25%増の385億円、営業利益を同49%増の20億円以上に引き上げる計画。なかでも需要が増大している海外事業は大きく伸ばしていく。
 シーヤリング工場(本社=大阪府堺市、細川能夫社長)は来年をめどに、産機部門の切板能力を現状比15%強増やし、月間1500トンが加工できる体制を構築する。

 産業機械向けの切板の受注が増加し、現状以上の数量に対応するには能力増強が必要と判断した。これに伴い、産機部門の設備レイアウトの大幅な変更や大型レーザー切断機の更新などを順次、行う方針。